冠動脈バイパス手術における出血に及ぼすフィブリノゲン注射の効果の調査:臨床試験

出血.png・術後出血の予防と最適な治療は、冠動脈バイパス移植(CABG)を含むさまざまな種類の手術で臨床的に非常に重要である。出血量を減らすと、輸血後の合併症が減るだろう。心血管バイパス術後の凝固因子、特にフィブリノゲンの有益な効果は、出血の減少と輸血必要性の減少により有益な効果をもたらす可能性がある。ただし、さまざまな研究で議論を呼ぶ結果が報告されている。本研究は、より正確な臨床転帰を調査するために、CABG 手術を受ける患者の出血量に及ぼすフィブリノゲン予防的投与の効果を評価することを目的とした。

・これは、冠動脈バイパス移植術のために Ahvaz Imam Khomeini 病院に入院した 36 人の患者に実施された二重盲式無作為化臨床試験であった。患者は、フィブリノゲン濃縮物(n=18)か、またはプラセボ(n=18)のいずれかに無作為に割り付けられた。ヘモグロビン、ヘマトクリット、国際標準化比、プロトロンビン時間、部分トロンボプラスチン時間、フィブリノゲンを術前に確認した。同種血液成分の輸血と出血量を記録し、群間で比較した。

予防的フィブリノゲン注射は、対照群と比較して、フィブリノゲン群の輸血、血液製剤の必要性、術後低血圧を減らした(P≦0.005)。手術中の出血量の点で 2 群間に有意差があった(P≦0.005)。

フィブリノゲンは、出血の予防と停止に重要な役割を果たす。したがって、フィブリノゲンは、CABG 患者の出血と血液製剤の必要性を減少させる。手術を受ける患者の出血と凝固障害の有害な結果を考えると、フィブリノゲンの使用は出血性手術の予防薬として有益であると結論付けられる。

ずいぶん昔には、産婦人科でフィルリノゲン製剤は頻繁に使用されていたのに、早く復活できればよいのにな〜。

【出典】
Investigating the Effect of Fibrinogen Injection on Bleeding in Coronary Artery Bypass Surgery: A Clinical Trial.
Anesth Pain Med. 2019 Aug 27;9(4):e92165. doi: 10.5812/aapm.92165. eCollection 2019 Aug.

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