リポソームブピバカインによる内転筋管ブロックの有効性:無作為化前向き臨床試験

内転筋管.png・本研究では、人工膝関節全置換術(TKA)後の疼痛管理のために、リポソームブピバカインの単回投与内転筋管ブロック(ACB) vs 関節周囲注射(PAI)の術後鎮痛効果を比較した。

・2016 年 5 月から 2017 年 6 月までに、合計 70 人の片側 TKA 患者を 2 群に無作為化した:PAI 群(徐放性ブピバカイン 266 mg[20 mL バイアル]と 20 mL 0.5% ブピバカイン塩酸塩と生食で、合計 120 mL)および ACB 群(徐放性ブピバカイン 266 mg[20 mL バイアル]を使用した鞘下伏在神経)。全患者は、包括的な先制および術後のマルチモーダル疼痛プロトコルを伴う脊椎麻酔を受けた。投与された全オピオイドはモルヒネ等価物に換算された。痛みは、手術当日 4〜12 時間、術後 1、2、3 日に記録された。外科医と麻酔科医以外の患者と研究者は、本研究を知らされていない。

・PAI 群と ACB 群の疼痛スコアの差は、手術後 12 時間(0 日目)または術後 1 日目(5.31 vs 4.26、P=.091)に統計的に有意ではなかった。しかし、術後 3 日目に、平均疼痛スコアは ACB 群で増加し、PAI 群で減少した(4.8 vs 1.83、P=.037)。1 日の累積モルヒネ換算消費量または総消費量に関して、2 群間に統計的な有意差はなかった。

PAI 群は、研究期間中、ACB 群よりも長く持続する疼痛緩和を示したが、他の結果は 2 群間で同様であった。

内転筋管ブロックよりも関節周囲浸潤の方が疼痛緩和は長く持続するのか。

【出典】
Efficacy of Adductor Canal Block With Liposomal Bupivacaine: A Randomized Prospective Clinical Trial.
Orthopedics. 2019 Nov 26:1-7. doi: 10.3928/01477447-20191122-05. [Epub ahead of print]

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