小児患者における気管切開のタイミング:系統的レビューとメタ分析

小児気管切開.png・気管切開は、重症患者で非常によく見られる臨床処置である。複雑な状態の小児患者における気管切開の適応は近年劇的に増加しているが、現在、長期人工呼吸を受ける小児患者の気管切開の最適なタイミングに関するガイドラインはない

・著者らは、PubMed、Embase データベース、Cochrane Library を介して MEDLINE の既存の文献を体系的に検索し、人工呼吸を受けている小児で早期および後期の気管切開を比較した臨床試験、観察研究、コホート研究を特定した。最終検索日付は 2018 年 8 月 27 日であった。含まれた記事は手動検索の対象となった。データはスプレッドシートに抽出され、Review Manager 5.3(The Cochrane Collaboration、コペンハーゲン、デンマーク)にコピーされた。データは、逆分散ランダム効果モデルを使用してメタ分析された。連続転帰は 95%CI 付き平均差として計算され、二分転帰は 95%CI 付きマンテル-ヘンツェルリスク比として計算された。

・8 件の研究(10 の研究群)を含めた。これらの研究はすべて後ろ向き的コホート研究であった。早期気管切開は、死亡率、人工呼吸器の使用日数、集中治療在室期間と入院期間の有意な短縮に関連していたが、無作為化対照試験がないことから、これらの所見の妥当性には限界がった。一部の研究では不一致も見られたが、これらの研究を分析から除外しても、これらの結論は変わりなかった。

人工呼吸器を装着している小児では、早期の気管切開により重要な内科的転帰が改善される可能性がある。ただし、著者らのデータは、小児集団における質の高いの無作為化対照試験の早急な必要性を示している。

小児でも成人と同様に、早期気管切開の方が良さそうだな。

【出典】
Timing of Tracheostomy in Pediatric Patients: A Systematic Review and Meta-Analysis.
Crit Care Med. 2019 Nov 26. doi: 10.1097/CCM.0000000000004114. [Epub ahead of print]

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