股関節または膝関節置換手術を受ける患者の硬膜外麻酔に及ぼす従来型盲目法の補助としての術前超音波:無作為化対照試験

脊柱管エコー.png・膝関節置換術および股関節全置換術を受ける患者はほとんどが肥満であり、年齢 50 歳以上で脊椎骨棘形成や脊椎変形があるため、区域麻酔の従来の盲式法はより困難になる。本研究の目的は、膝関節または股関節全置換手術を受ける骨棘のある肥満患者で、技術的な難易度、臨床的有効性、安全性、患者の快適性の観点から、術前超音波スキャンの役割を従来の盲式法と比較することであった。

関節置換手術を受ける異常を含めた脊椎に骨棘形成のある、同意を得た ASA-PS III、年齢>50 歳、肥満指数(BMI)≧30kg/m2 の患者 210 人は、2 群に無作為化され、前向き無作為化比較試験を実施した。超音波群(B)は、術前腰椎超音波スキャン後に脊髄硬膜外麻酔(CSEA)を施行した。対照群(A)では、従来の盲目法により CSEA が実施された。主要評価項目、両群で初回針刺入試行での硬膜外ブロックの成功率を比較することであった。副次評価項目は、硬膜外ブロックの容易さ、成功、快適性、安全性の観点から両群を比較することであった。

1 回目の試行での CSEA の成功率を、超音波は、対照群の 74.3% から超音波群の 85.7% に改善した(P=0.038)。超音波群の方が、針刺入試行、通過、麻酔科医の数が少なくて済んだ。超音波と抵抗消失法で測定した硬膜外の深さのピアソン相関係数は 0.976 であった。

処置前の超音波スキャンは、骨棘異常脊椎を有する肥満患者の腰椎硬膜外ブロックの有用な補助手段である。
POINT肥満患者では硬膜外麻酔時の術前超音波スキャンは有用である。

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