内視鏡下副鼻腔手術に際しての麻酔維持法と全静脈麻酔に関する麻酔科医の調査

ESS.png・吸入麻酔と全静脈麻酔(TIVA)は、内視鏡下副鼻腔手術(ESS)の全身麻酔の維持に使用される方法である。TIVA は出血量の減少と術野の改善に関連する可能性があるというエビデンスが増えているが、データは少数の副鼻腔手術症例でしか使用されていないことを示唆している。本研究の目的は、麻酔担当者の間で ESS の麻酔維持法に対する認識とアプローチを調査することであった。

・米国の三次大学関連施設で合計 719 人の麻酔科のレジデント、教員、認定麻酔看護師(CRNA)が、ESS に際しての吸入麻酔と TIVA に関する考慮事項と診療パターンについての調査に参加するよう招待された。

・200 人の参加者から回答が得られた(28%)。回答者の 65% が、ESS に際しての TIVA についての現在の文献に精通していないと報告した。麻酔維持法選択する際に、多くは手術野の視覚化以外の要因を考慮していた。ほとんどの人は TIVA を実施することに慣れていたが、追加トレーニングに参加するだろうと述べた。

麻酔科医の大半は、TIVA による術野視覚化の改善における優位性を示す既存の文献を認識していなかった。多くは、麻酔維持に吸入麻酔薬と静脈麻酔薬の併用を使用していた。これらの調査結果は、ESS の麻酔法に固有の教育、トレーニング、診療アプローチを開発する今後の機会が存在する可能性があることを示唆している。
POINTESS の手術に際しての麻酔維持には、出血量と術野の改善のために TIVA を選択するのが望ましい。
【出典】
Survey of anesthesiologists on anesthetic maintenance techniques and total intravenous anesthesia for endoscopic sinus surgery.
Int Forum Allergy Rhinol. 2019 Dec 2. doi: 10.1002/alr.22500. [Epub ahead of print]

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