全身麻酔下での非心臓手術後の早期 C反応性タンパク質値の予測

CRP.png・C 反応性タンパク質(CRP)の術後増加の早期検出は術後合併症と相関する。本研究では、全身麻酔下に手術を受ける患者で、術前/術中因子と術後 CRP 値の関係を調査し、術後合併症の予防的管理のために、術後早期 CRP 値の予測モデルの開発と検証を行った。

・多変量回帰分析を後ろ向き的に実施して、術後日(POD) 1 日目の CRP 値の独立因子を調査し、予測モデルを開発した。予測モデルの検証を、前向きに実施された。周術期変数について 316 人の成人患者から得たデータは、待機的非心臓手術を受ける患者の訓練コホートで後ろ向き的に取得された。検証コホートでは、乳房切除術を受けた 88 人の患者と腹腔鏡下結腸手術を受けた 68 人の患者が予測モデルの価値を評価するために前向きに利用された。術後の主要な合併症は、クラビエン・ディンドーのグレード IIIa 以上と定義した。

・手術所要時間、術中侵害受容レベルとしての術中平均侵害受容反応(NR)、術前 CRP 値を選択して、POD1 の CRP 値の予測モデルを設定した(P<0.0001)。検証コホートでは、POD1 の予測 CRP 値は、乳房切除術(P<0.0001)と腹腔鏡下結腸手術(P=0.0001)後に測定された CRP と有意に相関した。ROC 曲線分析により、POD1 の予測 CRP 値は、乳房切除術(P=0.0259)と腹腔鏡下結腸手術(P=0.0049)後の主要な合併症と有意に関連していることが示された。測定および予測された CRP 値は、術後合併症の重症度の順に有意に増加した(P<0.01)。

全身麻酔下での非心臓手術後の CRP 値の早期増加を予測するために、手術所要時間、術中侵害受容レベル、術前 CRP 値の増加が選択された。 POD1 の予測 CRP 値は、おそらく術後合併症の重症度と関連していた。

術後 CRP 値は、手術所要時間、術中侵害受容レベル、術前 CRP 値の増加によって予測可能であり、術後合併症が重篤であるほど増加するようだ。

【出典】
Prediction of early C-reactive protein levels after non-cardiac surgery under general anesthesia.
PLoS One. 2019 Dec 2;14(12):e0226032. doi: 10.1371/journal.pone.0226032. eCollection 2019.

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