妊娠中のミルク入紅茶摂取後の胃内容排出の超音波評価:無作為化対照試験

紅茶.png・周術期の絶食ガイドラインにより、ミルクを含まない紅茶を含む清澄液を、手術の 2 時間前までに摂取することは許されている。最近のエビデンスは、清澄液に添加される適量のミルクは胃内容排出を著しく遅延させないことを示している。本研究の目的は、絶食妊娠患者で超音波検査を使用して、ミルク入り紅茶 vs 水でお胃内容排出を比較することであった。

・ダブリンにあるクーム夫人小児大学病院の麻酔および周術期医学部で、群の割り当てを知らない術者による超音波検査を使用して、2 群の胃内容排出を定量化する無作為化比較試験が、2018 年 10 月から 2019 年 6 月まで実施された。妊娠 36 週以上の、陣痛をきたしていない合計 50 人の妊婦を対象とした。標準的な一晩の絶食の後、女性は水 250 ml か、またはミルク入り紅茶 250ml に無作為に割り付けられた。全患者は、飲用後 2 時間、一定時間ごとに胃超音波検査を受けた。主要評価項目は、2 時間での胃前庭断面積(CSA)の差であった。

・合計 50 人の女性が研究に採用された。両群とも、2 時間でのい前庭 CSA[IQR]の中央値に有意差はなかった:3.2cm[2.3〜3.7] vs 3.1cm[2.6〜3.9]、P=0.720。胃前庭 CSA は、両群のベースライン測定値に 90 分までに戻っていた。

ミルク入り紅茶 250ml 摂取後の胃前庭 CSA の変化は、絶食妊娠患者の同量の水と同様であった。本研究は、清澄液に適量のミルクを使用することについて、今後の周術期絶食ガイドライン作成に役立つ。

術前の水分摂取に際して、適量のミルクを添加したコーヒーや紅茶などの摂取は、胃内容排出を遅らせることはないようだ。

【出典】
An ultrasound assessment of gastric emptying following tea with milk in pregnancy: A randomised controlled trial.
Eur J Anaesthesiol. 2019 Nov 26. doi: 10.1097/EJA.0000000000001129. [Epub ahead of print]

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