困難気道の予測因子としての術前経鼻内視鏡検査:前向きコホート研究

経鼻内視鏡検査.png・気管挿管が失敗した場合の転帰は壊滅的である可能性があり、したがって、困難を予測することは重要な問題である。難易度を予測するための最良の方法に関するコンセンサスはない。研究の目的は、挿管困難の予測における、経鼻的軟性内視鏡喉頭鏡検査(TFEL)の役割を評価することであった。

・ミラノの三次大学病院、サンラファエレ病院での、術前 TFEL を行った全身麻酔下に待機的耳鼻咽喉科手術を予定している 169 人の成人患者を対象とした前向きコホート研究である。麻酔科医によるルーチンの術前評価に加えて、TFEL 中の声門露出を、修正 Cormack-Lehane(MCL)と同様のスコアリングシステムで評価した。主要評価項目は、TFEL が、MCL スコアで測定した直接喉頭鏡検査困難度、および挿管困難スケールスコアで測定した挿管困難度の予測改善度であった。

舌を突出させた状態で施行した TFEL をベッドサイド評価に追加すると、MCL 予測を有意に改善した(P=0.005)。ROC 曲線下面積は、0.75[95%信頼区間(CI)0.67〜0.83] vs 0.65(95%CI 0.58〜0.74)であった。挿管困難度スケールについては(P=0.049)、ROC 曲線下面積は 0.70(95%CI 0.61〜0.80) vs 0.66(95%CI 0.58〜0.74)であった。

TFEL は挿管困難予測に有用なツールであり、日常的なベッドサイド評価の予測能を改善する。
POINT経鼻内視鏡による修正 Cormack-Lehane(MCL)スコアリングシステムでの評価は、ベッドサイド評価の挿管困難予測能を改善する。
【出典】
Pre-operative transnasal endoscopy as a predictor of difficult airway: A prospective cohort study.
Eur J Anaesthesiol. 2019 Nov 26. doi: 10.1097/EJA.0000000000001127. [Epub ahead of print]

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