人工膝関節全置換術のための持続神経ブロック vs 単回神経ブロック:無作為化対照試験からのメタ分析

大腿神経ブロック.png・このメタ分析の目的は、膝関節全置換術(TKA)後、持続神経ブロック(CNB)が単回神経ブロック(SSNB)よりも優れた疼痛緩和と機能回復をもたらすかどうかを判断することである。

・Embase、PubMed、Cochrane Library データベースが包括的に検索された。今回のメタ分析には、TKA 後の患者で CNB を SSNB を比較している、修正 Jadad スコアが 4 以上の無作為化比較試験(RCT)が含まれた。主要評価項目は、視覚アナログスケール(VAS)疼痛スコアとモルヒネ消費量であった。副次評価項目は、歩行可能な距離、合併症、入院期間であった。Review Manager 5.3 for Windows を使用して、抽出されたデータを分析した。

持続内転筋管ブロック(ACB)と単回投与 ACB を比較した 2 件のRCT、持続大腿神経ブロック(FNB)と単回投与 FNB を比較した 4件の RCT が今回のメタ分析に含まれた。術後 12 時間(P=0.44)、24 時間(P=0.15)、48 時間(P=0.16)での安静時 VAS、24 時間(P=0.15)と 48 時間(P=0.23)での運動時の VAS スコア、12 時間(P=0.20)、24 時間(P=0.25)、48 時間(P=0.41)でのオピオイド総消費量、24時間(P=0.58)と 48 時間の歩行距離(P=0.93)、24時間(P=0.18)と 48 時間(P=0.62)での悪心嘔吐、入院期間(P=0.71)は、CNB 群と SSNB 群の間で有意差はなかった

CNB と SSNB は、TKA を受けた患者の疼痛緩和、合併症、機能回復に同様の効果がある。TKA 後患者にとって最適な鎮痛レジメンのさらなる確認が必要である。

TKA で単回投与と持続投与の神経ブロックとを比較したが、術後疼痛や機能回復に差がなかったと。

【出典】
Continuous nerve block versus single-shot nerve block for total knee arthroplasty: a meta-analysis from randomised controlled trials.
Minerva Anestesiol. 2019 Dec 4. doi: 10.23736/S0375-9393.19.13842-4. [Epub ahead of print]

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