帝王切開を受ける患者における脊椎麻酔困難の解剖学的予測因子:観察研究

脊椎麻酔 (1).png・脊椎麻酔は帝王切開を受ける患者にとって最も一般的で安全な麻酔法であるが、手術室では脊椎麻酔の穿刺困難に遭遇することがしばしばである。帝王切開を受ける患者で脊椎麻酔困難の予測因子を調査した。

・脊椎麻酔下に待機的帝王切開を受ける、単胎、年齢 18〜40 歳、 ASA-PS I/II の、合計 110 人の妊婦を調査した。人口統計情報、体型、患者の背中を曲げる能力が記録された。また、全患者について、腰椎の解剖学的マーカーの位置、脊柱腰椎の変形の有無が記録された。

年齢、体重、肥満指数、全身外観、保持能力、脊柱の解剖学的兆候(棘突起に触れる)、椎間距離と、脊椎麻酔困難との間の相関係数は統計的に有意であった(p<0.05)。脊椎麻酔後合併症は、脊椎麻酔困難と統計的に有意な関係があった(p=0.006)。

年齢、体重、肥満指数の増加、腰を曲げる能力の低下、棘突起を触れないこと、間質腔により、帝王切開を受ける患者の脊椎麻酔の実施が困難になる。結果は、麻酔科医の技術を補助するために、患者特性と効果的要因に基づいた脊椎麻酔スコアリングシステムを決定し設計するのに役立つ。

「脊椎麻酔困難予測スコアリングシステム」があって、「スコア〇点以上では、2 回以上の穿刺は諦める」といったガイドがあるとよいかも。


【出典】
Anatomical predicting factors of difficult spinal anesthesia in patients undergoing cesarean section: An observational study.
Pak J Med Sci. 2019 Nov-Dec;35(6):1707-1711. doi: 10.12669/pjms.35.6.1276.

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント