全身麻酔を受ける小児の脳波由来の疼痛閾値指数による血行動態反応性の予測:前向き観察研究

疼痛強度.png疼痛閾値指数(PTI)は、全身麻酔中の統合された脳波パラメーターに基づく侵害刺激の新しい尺度である。ウェーブレットインデックス(WLI)は、鎮静の深さを反映している。本研究の目的は、小児患者の気管挿管と皮膚切開後の血行動態反応性を予測する PTI と WLI の能力を評価することである。

・待機的一般外科手術または尿路手術を受ける小児患者(n=134)を分析した。気管挿管と皮膚切開時の規定時点での測定には、PTI、WLI、心拍数(HR)、平均血圧(MBP)を含めた。全身麻酔中の血行動態反応性(MBP か、または HR のいずれかの 20% 以上の増加)の測定における PTI と WLI の予測性能を評価するために、ROC 曲線が計算された

・評価患者 134 人のうち、HR と MBP の陽性反応は、挿管によって誘発されたのは、それぞれ 95 人(70.9%)と 61人(45.5%)の患者で、また皮膚切開によって誘発されたのは、それぞれ 19 人(14.2%)と 24 人(17.9%)の患者で観察された。挿管により誘発される HR か、または MBP 反応性を二項変数として使用すると、PTI および WLI の曲線下面積(AUC)[95%CI]は 0.81[0.73-0.87] と 0.58[0.49-0.67]であり、最適カットオフ値は、62 と 49 であった。皮膚切開後の PTI と WLI のAUC[95%CI]は、0.82[0.75-0.88]と 0.61[0.52-0.69]であった。PTI と WLI の最適カットオフ値は、それぞれ 60 と 46 であった

PTI は、全身麻酔中の小児患者において、最適最高のカットオフ値 62 と 60 で、気管挿管と皮膚切開後の血行動態反応性を予測できる。WLI は血行動態の変化を予測できなかった。
WLI&PTI.png

疼痛閾値指数(PTI)という、また新しい脳波由来の侵害刺激モニターがあるようだ。

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