腹腔鏡下肥満症手術の術後痛に及ぼす腹腔内ブピバカインの効果

腹腔鏡手術2.png・術後疼痛には多くの有害効果があり、適切に管理されない場合、広範囲の合併症を引き起こす可能性がある。オピオイドには、疼痛管理のために頻繁に使用される薬物であるが、特に肥満患者において、いくつかの重症の呼吸器および消化管の合併症がある。本研究で、著者らは、腹腔鏡下肥満症手術の術後疼痛に対する腹腔内ブピバカイン洗浄の効果を評価することを計画した。

・研究は、イランのテヘランにあるフィロズガル病院(イラン医科大学に所属)で実施された。この臨床試験では、腹腔鏡下肥満症手術を予定されている 106 人の患者が、手術中に 50 mL の 0.2% ブピバカインか、または同量の生食で腹腔内洗浄を受けるよう無作為に割り当てられた。手術終了時に全患者にパラセタモール 1g の静脈内投与が行われ、全患者は手術後 1 日間パラセタモールの静脈内注入を受けた。疼痛度は、視覚的アナログスケールによって評価され、手術の 1、4、8、24 時間後に記録された。手術後の初日に投与された総追加鎮痛剤も記録された。

・手術後 24 時間の疼痛スコアは両群で有意に低下したが、群??を比較すると、ブピバカイン群の方が、手術後 1、4、8、24 時間での疼痛値は生食群より有意に低かった(P<0.05)。また、24 時間のオピオイド消費量はブピバカイン群の方が有意に少なかった(P<0.001)。

ブピバカインによる腹腔内洗浄は、腹腔鏡下肥満症手術を受ける肥満患者の術後疼痛を管理するための効果的なアプローチである。

腹腔鏡下肥満症手術患者で、術中に 0.2% ブピバカイン 50mL による腹腔内洗浄は術後疼痛軽減に役立ったと。

【出典】
Effect of intraperitoneal bupivacaine on postoperative pain in laparoscopic bariatric surgeries.
Surg Obes Relat Dis. 2019 Nov 7. pii: S1550-7289(19)31082-2. doi: 10.1016/j.soard.2019.10.028. [Epub ahead of print]

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