人工股関節全置換術を受ける高齢患者におけるクモ膜下ブピバカインおよびブピバカイン+フェンタニルの効果

フェンタニル2.png・研究の目的は、人工股関節全置換術(THA)を予定している高齢患者で、フェンタニルを併用したブピバカインとブピバカイン単独を用いた脊椎麻酔の臨床効果を調査および比較することであった。

・2016 年 4 月から 2017 年 4 月まで、中国湖北省武漢にある武漢大学人民病院麻酔科での実験的研究で、65 人の高齢患者を無作為に 2 群に分けた。B 群は 0.5% ブピバカイン 10mg で麻酔し、F 群は 0.5% ブピバカイン 7.5mg +フェンタニル 20μg で麻酔した。血行動態安定性、麻酔効果と満足度、術後初回鎮痛剤使用までの時間、有害作用、術後留置カテーテルの発生率を比較した。

・2 群間で、最大知覚ブロックレベルに達するまでの時間、最大知覚ブロックレベル、最大運動ブロック、運動ブロック持続時間、麻酔の質、有害作用、術後留置カテーテルの発生率に有意差はなかった。ただし、F 群Fは、血行動態が安定していたためにエフェドリン投与量が少なく、B 群と比較して、術後の初回鎮痛剤を使用するまでの時間が長かった(p<0.05)。

フェンタニル 20 mg を 7.5 mg の低用量ブピバカインに追加すると、高齢患者の THA に安全で効果的な脊椎麻酔を提供できる。

脊椎麻酔のブピバカイン量を減らして、フェンタニルを追加する方法は。帝王切開脊椎麻酔だけでなく、他の脊椎麻酔時にも応用しても良い方法のようだ。

【出典】
Effects of Intrathecal Bupivacaine and Bupivacaine Plus Fentanyl in Elderly Patients Undergoing Total Hip Arthroplasty.
J Coll Physicians Surg Pak. 2019 Dec;29(12):1133-1137. doi: 10.29271/jcpsp.2019.12.1133.

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