鼻骨骨折の徒手整復後の成人におけるサクシニルコリンとロクロニウム-スガマデクスの覚醒時興奮の比較:前向き無作為化対照試験

サクシニルコリン.png・スガマデクスは、ロクロニウムによる筋弛緩からの迅速な回復を可能にする。サクシニルコリンはしばしば短時間の手術に使用されるが、筋肉痛、頭痛、ヒスタミン放出、乳酸値の増加に関連している。そこで、サクシニルコリンが覚醒時興奮(EA)に影響を与える可能性があるという仮説を立て、全身麻酔下で鼻骨骨折の徒手整復を受けた患者の EA に及ぼすサクシニルコリンとロクロニウム-スガマデクスの効果を比較した。

・42 名の患者を前向きに登録し、サクシニルコリン群(SC 群)またはロクロニウム−スガマデクス群(RS 群;各 n=21)に無作為に割り当てた。筋弛緩とその拮抗は SC 群では、サクシニルコリンと生食で達成された野に対して、RS 群ではロクロニウムとスガマデクスが投与された。手術後、主要評価項目としての EA の発生率、危険な EA の発生率、副次評価項目としての EA の持続期間を比較した。

EA の発生率は、RS 群よりも SC 群の方が高かった(それぞれ 90.5% vs 47.6%、相対リスク[RR]4.3、95%信頼区間[CI]1.2〜15.7、P=0.006)。危険な EA の発生率は、RS 群と比較して SC 群の方が多かった(それぞれ 33.3% vs 4.8%; RR 2.1; 95%CI 1.3〜3.4、P=0.045)。興奮の持続時間は、RS 群より SC 群の方が長かった[106.5(65.1) vs 40.4(26.0)秒。平均差 66.1秒、95%CI 31.0〜101.1、効果サイズ1.3、P=0.001)。

サクシニルコリンは、鼻骨骨折徒手整復を受けた患者で、ロクロニウム-スガマデクスと比較して、EA の発生率、重症度を高め、持続時間を長くする。

鼻骨骨折整復は短時間だから、施設によっては、サクシニルコリンを使用するんだな。当院では近年はラリマでやっていて特に問題はない。

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