導入前チェックリストの使用は、麻酔担当者が思うよりも患者の不快感は少ない:観察研究

チェックリスト.png・WHO が 2008 年に「安全な手術が命を救う」プログラムをリリースして以来、周術期チェックリストはエラーを最小限に抑え、世界中の患者の安全性を向上させている。麻酔の専門家は、麻酔や術前に患者の不快感を引き起こすことを恐れて、患者の前でこれらのチェックリストを使用したがらない。本研究の目的は、術前チェックリストの使用に起因する患者の不快感の主観的程度を評価し、麻酔担当者が推定する患者の不快感と比較することであった。

・今回の単施設での前向き観察研究には、2016 年 6 月から 8 月にかけて、110 人の麻酔担当者と、前投薬を受けていない 125 人の耳鼻咽喉顎顔面手術患者が含まれた。前投薬を受けた患者、年齢 18 歳未満、外来手術患者、認知症やその他の精神疾患のある患者は除外した。麻酔担当者と患者は、術前と術後初日に、3 つの記述を評価するように求められた:主要評価項目:全記述は 100 mm の視覚的アナログスケールで評価され、0 は同意なし、100 は完全な同意を意味する。

患者は、麻酔担当者が彼らの前でチェックリストを使用すべきであることに圧倒的に同意した。麻酔担当者は、患者の不快感を、実際に患者が感じるよりもはるかに高いと評価していた。患者と麻酔担当者の両方が、エラーのリスクを減らす可能性を高く評価した。

患者は、麻酔提供者が思うよりも、導入前チェックリストの使用を観察する不快感ははるかに少ない。患者は、麻酔提供者よりも潜在的な安全性の利点を著しく高く評価している。これらの結果は、手術室環境における周術期チェックリストの使用ををさらに支持するものである。

「きちんとやってくれているな・・」という安心感を与えるのだろう。

【出典】
Use of pre-induction checklists causes less discomfort in patients than anaesthesia providers expect: An observational study.
Eur J Anaesthesiol. 2019 Dec 12. doi: 10.1097/EJA.0000000000001138. [Epub ahead of print]

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