腹腔鏡補助下の脳室腹腔シャント留置および手術時間と総病院費用の削減

VPシャント.png・脳室腹腔シャント(VPS)の留置では、腹部カテーテルの遠位留置は通常、脳外科医によって行われる。より最近では、一般外科医による腹腔鏡下(LA)腹腔内カテーテルの留置が一般的になっている。本研究では、VPS の LA 留置(LAVPS)が手術時間の短縮、病院費用の削減、遠位部の修正の減少に関連しているかどうかを調べた

・2013 年から 2016 年までに当施設で新しい VPS を受けた全患者について、後ろ向きのレビューを実施した。?年齢、性別、診断、以前の腹部手術、手術時間、ASA-PS 分類、30 日間のシャント障害、総病院費用を分析した。

・680 人の患者が初回の VPS 留置術を受け、そのうち LAVPS が 199人、非 LAVPS 留置(非 LAVPS)が 481 人であった。LAVPS 患者の平均年齢は、非 LAVPS 患者の平均年齢よりも有意に高かった(64.1 vs 59.3 歳、P=0.002)。平均手術時間は、LAVPS 群の方が非 LAVPS 群よりも短かった(55 分 vs 75 分、P<0.001)。30 日以内の遠位シャント修正は、LAVPS 患者(0/199[0%])よりも非 LAVPS 患者(6/481[1.2%])の方が頻繁に発生した。正常圧水頭症患者のサブセット分析では、LAVPS 群の総病院費用が少なかったことが分かった(67,124ドル vs 80,890 ドル、P=0.009)

非 LAVPS と比較して、LAVPS は、手術時間の有意な短縮と 30 日以内の遠位シャント修正の減少と関連している。サブセット分析は、総病院費用の減少を支持している。追加研究が必要であるが、これらのデータは LAVPS が非 LAVPS よりも安全で安価な代替法であることを示唆している。

VP シャントも、腹腔鏡下で行う時代なのかな。

【出典】
Laparoscopic-assisted ventriculoperitoneal shunt placement and reduction in operative time and total hospital charges.
World Neurosurg. 2019 Dec 21. pii: S1878-8750(19)33115-8. doi: 10.1016/j.wneu.2019.12.086. [Epub ahead of print]

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