分娩停止による再度の帝王切開は、新生児の体重差によって予測できるか?

新生児体重.png・研究目的は、新生児の体重差が、分娩停止による帝王切開の既往がある女性で、分娩様式に関連しているかどうかを評価することであった。

・本後ろ向きコホート分析には、カーメル医療センターの分娩室に入室した頭位で単胎、かつ以前に分娩停止で帝王切開となった全ての女性が含まれた。帝王切開後に経膣分娩が成功した女性と、分娩停止のために帝王切開を反復した女性を比較した。主要評価項目は、以前の帝王切開と今回の分娩との間での新生児の体重差であった。副次評価項目は、妊娠期間、妊娠回数、年齢、分娩誘発、以前経膣分娩、硬膜外鎮痛であった。

・分娩停止による帝王切開が以前にあった 179 人の女性のうち、55 人の女性(30.7%)が待機的反復帝王切開を受けた。残りの 124 人の女性のうち、95 人の女性(76.6%)が経膣分娩を達成した。反復帝王切開を受けた 29 例のうち、18 人の女性が分娩停止のために帝王切開を受けた。経膣分娩を達成した女性は、分娩回数が多く、以前の経膣分娩が多く、硬膜外鎮痛の割合が少ない可能性が高かった。多変量ロジスティック回帰の後、分娩停止のために帝王切開を必要とした女性は、経膣分娩を達成した女性と比較して、以前の妊娠時よりも今回の妊娠時の出生時体重が有意に重かった(オッズ比 4.7、CI 95%1.4-15.7、P=0.012)。

分娩停止のための帝王切開では、今回の新生児体重の方が以前の新生児体重よりも重いことは、帝王切開後に経膣分娩が成功する可能性が低いことと関係しており、胎児の体重推定と分娩様式の決定時に考慮すべきである。この問題は、前向きの大規模コホート研究で検討する必要がある。

分娩停止による反復帝王切開に至るのは、推定新生児体重が以前の新生児体重よりも重いことが要因となる。

【出典】
Can recurrent cesarean section due to arrest of descent be predicted by newborn weight difference?
Eur J Obstet Gynecol Reprod Biol. 2019 Dec 23;245:73-76. doi: 10.1016/j.ejogrb.2019.12.008. [Epub ahead of print]

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