腹腔鏡下虫垂切除術における腹腔内局所麻酔薬の有効性と安全性:系統的レビューとメタ分析

腹腔鏡下手術.png・現在、腹腔内局所麻酔薬がますます使用されている。しかし、腹腔鏡下虫垂切除術では日常的に行われるわけではなく、この術式での投与について多くの議論がある。本研究の目的は、腹腔鏡下虫垂切除術における腹腔内局所麻酔薬の有効性と安全性を確認することである。

・4 つの信頼のおけるデータベースのコンピューター検索を実施した。腹腔鏡下虫垂切除術で腹腔内局所麻酔薬と対照群を比較した無作為化比較試験(RCT)を含めた。適格な研究からデータを抽出し、RevMan ソフトウェアを使用してメタ分析モデルにプールした。さまざまな期間の術後疼痛bと、術後嘔気嘔吐(PONV)、肩の痛みを含む安全性の結果を評価した。さらに、入院期間と術後オピオイド消費量を 24 時間以内に評価した。

・このレビューでは、合計 579 人の患者を伴う 7 件の RCT が含まれた。著者らの分析では、対照群と比較して腹腔内局所麻酔薬を支持するさまざまな期間での術後疼痛の有意差を示した。さらに、腹腔内局所麻酔薬は、PONV と肩の痛をきたした患者に有意に関連していた(RR =0.28、95%CI[0.16、0.50]、p<0.0001)、(RR=0.32、95%CI[0.17、0.58]、p=0.0002)。不均一性を除去した後、腹腔内局所麻酔薬群の入院期間は短くなった(MD=-0.39、95%CI[-0.63、-0.16]、p=0.001)。腹腔内局所麻酔薬は術後オピオイド消費量の減少と有意に関連していた(SMD=-0.60、95%CI[-0.96、-0.24]、p=0.001)。

腹腔内局所麻酔薬は、術後疼痛が少なく、術後のさまざまな有害事象の軽減に関連するため、腹腔鏡下虫垂切除術で日常的に使用できる。
POINT腹腔鏡下虫垂切除術で、腹腔内局所麻酔薬は、日常的に使用するだけの利点がある。
【出典】
Efficacy and Safety of Intraperitoneal Local Anesthetics in Laparoscopic Appendectomy: A Systematic Review and Meta-Analysis.
J Pain Palliat Care Pharmacother. 2019 Dec 27:1-11. doi: 10.1080/15360288.2019.1706690. [Epub ahead of print]

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