都市部の三次医療センターでの妊婦における分娩前重症高血圧と関連する分娩前後合併症

高血圧.png・妊娠高血圧症は、母体の合併症と死亡の主な原因である。急性重症高血圧は予後不良であが、治療はしばしば遅れ、普遍的ではない。

・合計 654 人の患者が、妊娠高血圧障害が母体および胎児の罹患率に及ぼす影響を評価されて、3 群に分けられた:正常血圧(I 群、n=306)、非重症高血圧(II 群、n=248)、収縮期血圧が 160 以上か拡張期が 105 以上の重症高血圧(BP)(III 群、n=100)。研究データを収集するために、患者の診療記録から後ろ向きの人口統計および医療情報が抽出された。主要評価項目は、母体の複合有害事象、胎児の有害事象、治療までの時間であった。

・III 群の患者は、II 群、I 群の患者と比較して、収縮期血圧(182 vs 155 vs 133)と拡張期血圧(106 vs 95 vs 81)が高かった。III 群の患者では、II 群と I 群の患者と比較して、母体有害事象の発生率(26.0 % vs 6.5% vs 2.0%、p<0.001)と新生児複合有害事象(それぞれ52.0% vs 17.7% vs 26.1%、p<0.001)が有意に高かった。III 群で推奨されている 60 分以内に治療されたのは、わずか 52.2% の患者であった。

分娩前重症高血圧の患者は、母体および胎児の合併有害事象が多い一方で、治療はしばしば遅れる。さらなる研究では、重症高血圧症の治療に適切な時間の効果を評価する必要がある。重症の母体合併症の特定と報告を標準化するための対策も講じる必要がある。
POINT妊娠高血圧症は重症になるにしたがって、母児の合併症発症率が高まることから、早期に治療を開始しなくてはならない。
【出典】
Severe antepartum hypertension and associated peripartum morbidity among pregnant women in an urban tertiary care medical center.
Pregnancy Hypertens. 2019 Dec 23;19:31-36. doi: 10.1016/j.preghy.2019.12.003. [Epub ahead of print]

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント