脊椎麻酔に際しての正中アプローチと傍正中アプローチによる、新規発症の術後腰痛の発生率

腰痛2.png・硬膜穿刺後腰痛(PDPB)に及ぼす麻酔法の効果は特に評価されていない。本研究の目的は、PDPB の発生率と重症度を正中アプローチと傍正中アプローチ間で比較することであった。

患者を、無作為に正中(M 群、n=50)か、または傍正中(P 群、n=50)のいずれかのアプローチによる脊椎麻酔を受けるようにした。患者毎の穿刺試行回数、手術体位、手術時間を記録した。術後 1 日、1 週間、1、2、3 ヵ月の腰痛の発生率と強度を調査した。

PDPB の全体的な発生率は、P 群(8/50、16%)よりも M 群(16/50、32%)の方が高かった。手術 24 時間後、M 群の 8 人の患者と P 群の 6 人の患者が腰痛を訴え、数値評価尺度(NRS)による平均疼痛スコアは同等であった。術後 7 日目に、M 群の 16 人の患者と P 群の 5 人の患者が痛みを訴えた(P=0.007)。彼らの NRS スコアに有意差はなかった(それぞれ、3.93 vs 3.8)。1 ヵ月後、M 群の 5 人の患者と P 群の 1 人の患者が痛みを訴えた。NRS スコアは両群で 3.0 であった。各群 1 人の患者だけが 3 ヵ月後に痛みを報告し続けた。

本研究の結果は、傍正中法による脊椎麻酔の方が術後早期の PDPB の発生率を低下させることを示唆している。

へ〜っ、脊椎麻酔後時の細い針でも術後に腰痛が発生するんだな。

【出典】
Incidence of newly developed postoperative low back pain with median versus paramedian approach for spinal anesthesia.
Korean J Anesthesiol. 2020 Jan 7. doi: 10.4097/kja.19409. [Epub ahead of print]

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