中程度〜大きな非心臓手術を受ける高齢のアジア人患者における術後 1年の死亡率を予測する因子 -後ろ向きコホート研究

アジア.png・短期的周術期転帰は欧米の手術集団でよく研究されているが、本研究の目的は、非心臓手術後の アジア 人手術集団における周術期 1 年死亡率とその関連要因を調査することである。

・2015 年 1 月から 7 月まで、大学付属三次病院で非心臓手術を受けた年齢 45 歳以上の患者 2163 人を対象にした後ろ向きコホート研究を実施した。関連する人口統計、臨床および外科データを分析して、手術後 1 年死亡率との関係を引き出した。単変量解析を最初に実行して、p≦0.2 の有意変数を特定し、次に、Firth 多重ロジスティック回帰を使用して調整オッズ比を計算した。

・著者らの手術集団における 1 年死亡率は 5.9% であった。1 年死亡率を増加させた重要な要因には、以下を含んでいる:喫煙(調整 OR 2.17(1.02-4.45)、p=0.044)、貧血(ヘモグロビン値が 1g/dL 低下するごとに調整 OR 1.32(1.16-1.47)、p<0.001)、低い BMI(BMI が 1 ポイント増加するごとに調整 OR 0.93(0.87-0.98)、p=0.005)、マレーおよびインドの民族(調整 OR 2.68(1.53-4.65)、p=0.001)、末梢血管疾患(調整 OR 4.21(1.62-10.38)、p=0.004)、高齢(年齢が 1 歳増えるごとに調整 OR 1.04(1.01-1.06)、p=0.004)、緊急手術(調整 OR 2.26(1.29-3.15))、p=0.005)、悪性腫瘍(調整 OR 3.20(1.85-5.52)、p<0.001)。

・本研究は、短期的死亡率に影響を及ぼす栄養失調、貧血、喫煙などの修正可能な危険因子は、周術期を超えて長期的転帰にまで及ぶことを示している。したがって、この患者のサブセットの特定と最適化は不可欠である。さらに、同様の大規模な研究を行って、術後の長期転帰に関するリスクスコアリングシステムを開発する必要がある。これは、臨床医がリスクの層別化、カウンセリング、手術計画を立てる際に役立ち、ひいては患者の意思決定とケア計画を支援する。

短期的死亡率に影響を及ぼす栄養状態、貧血、喫煙などが長期的予後にも影響を及ぼす。

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