ラリンジアルマスクは、気管チューブと比較して、甲状腺手術後の術後咽頭痛の発生率を低下させる:単盲式無作為化対照試験

甲状腺.png・喉頭痛は、気管チューブ(ETT)を使用した甲状腺手術後の著しい合併症である。多くの研究により、ラリンジアルマスク(LMA)が術後咽頭痛の発生率と重症度を低下させる可能性があることが明らかになった。ただし、甲状腺手術におけるフレキシブル強化 LMA(FLMA)の使用についてはほとんど知られていない。本研究の目的は、ETT と比較して FLMA が、術後咽頭痛に及ぼす潜在的な利点を調査することであった。

・本前向き単盲式無作為化対照試験では、全身麻酔下に待機的根治的甲状腺摘除術を予定している年齢 20〜80 歳の 96 人の患者を登録した。彼らは無作為に ETT 群と FLMA 群に分けられた。含まれる患者は全員、手術中に(プロポフォール、フェンタニル、ロクロニウムによる)全静脈麻酔を受け、人工調節呼吸を受けた。ETT と FLMA のカフ圧は厳密に調節された。術後 1、24、48 時間での術後咽頭痛、しびれ、嗄声の発生率と重症度を評価し、2 群間で比較した。抜管中の咳嗽の発生率と重症度、挿管時の血行動態も記録し比較した。

喉頭痛と嗄声の発生率は、術後 1 時間、24 時間、48 時間に FLT 群の方が ETT 群より有意に低く、咽頭痛の重症度も低かった。ETT 群と比較して、FLMA 群の方がは挿管時の咳嗽発生率が有意に低く、挿管後 1 分および 3 分で HR と BP の変動が少なかった。

FLMA による甲状腺手術を受けた患者は、ETT と比較して術後の喉頭咽頭症状が少なかった。FLMA を使用すると、抜管時の咳嗽が少なくなり、挿管時の血行動態が改善された。

必ずしもフレシキブル LMA でなくても同じような結果が得られるのだろう。

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