帝王切開分娩に際しての脊髄硬膜外併用麻酔時の低血圧を予防するためのノルエピネフリンの体重調整注入の無作為化二重盲式用量反応試験

ノルアドレナリン1.png・ノルエピネフリン注入は、帝王切開に際しての脊椎麻酔時の低血圧を予防するための効果的な方法として提案されている。しかし、ノルエピネフリンの最適な投与計画は十分に確立されていない。本研究の目的は、帝王切開に際しての脊柱管麻酔時の低血圧を予防するために、ノルエピネフリンの体重調整定量注入の用量反応特性を調査することであった。

・二重盲式無作為化対照試験で、待機的帝王切開で出産した 80 人の患者は、予防的ノルエピネフリン注入を、0.025μg/kg/min(N1 群)、0.05μg/kg min(N2 群)、0.075μg/kg/min(N3 群)、0.10μg/kg/min(N4 群)で脊髄硬膜外麻酔導入直後に開始し、投与された。主要評価項目は低血圧の発生なしであり、低血圧は、収縮期動脈圧が分娩前のベースライン値より 20% 以上または 90mmHg 以下に低下することと定義された。50% の実効用量(ED50)と ED90 値は、プロビット回帰を使用して計算された。

低血圧の発生率は、N1、N2、N3、N4 群でそれぞれ、11/20(55%)、6/20(30%)、2/20(10%)、1/20(5%)であった(P<0.0001)。低血圧を予防するためのノルエピネフリン注入の ED50 と ED90(95%信頼区間)は、それぞれ 0.029(-0.002〜0.043)と 0.080(0.065〜0.116)μg/kg/minであった。反応性高血圧の発生率は、ノルエピネフリン投与量の増加とともに増加した(P=0.002)。他の有害作用は群間で同様であった。

・本研究の条件下で、ノルエピネフリン 0.08μg/kg/min の注入は、患者の 90% で低血圧を予防するのに効果的であった。この情報は、ノルエピネフリン注入開始に際してののガイドを提供するであろう。
POINT帝王切開に際しての脊柱管麻酔時の低血圧を予防するために、ノルエピネフリンの体重調整定量注入用量は 0.08μg/kg/min である。

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