股関節置換術を受ける高齢患者の術後せん妄に及ぼす異なる BP管理戦略の影響:単施設無作為化対照試験

せん妄.png・術後せん妄(POD)は、股関節置換術後によく見られる。術中血圧管理は術後せん妄に影響を与える可能性がある。本研究の目的は、POD に及ぼす異なる血圧管理戦略の効果を比較することであった。

・中国合肥市安徽医科大学の第二病院単施設での無作為化比較試験で、対象は、股関節形成術を受けた年齢 65〜80 歳の合計 150 人の患者。乱数表を使用して患者を 3 群に分けた:平均血圧(MAP)をベースラインより 10%〜20% 低く維持する(D 群)、MAP をベースラインからベースラインより 10% 低く維持する(M 群)、MAP をベースラインからベースラインの 10% 高く維持する(H 群)。主要評価項目は 1?3 日の POD であった。副次評価項目は、術中 MAP と局所脳酸素飽和度(rSO2)値、MAP、手術後 1?3 日後の視覚アナログスケール(VAS スコア)、麻酔回復室(PACU)在室期間、入院期間であり、覚醒時興奮が記録された。

H 群の患者は、D 群および M 群の患者よりも初日に POD の発生率が低かった(22% と 16% vs 4%、P=0.031)。術後 2 日目と 3 日目に POD の発生率に差はなかった。H 群患者は、術中に他の 2 群と比較して高い MAP と rSO2 で管理された(P<0.05)。D 群と M 群と比較して、H 群では、覚醒時興奮が有意に少なく(P=0.029)、PACU 在室期間(P=0.018)と入院期間(P=0.008)が短縮された。

術中の血圧をベースラインからベースライン+10% 高く維持すると、POD と覚醒時興奮の発生率が低下し、PACU 在室期間と入院期間が短縮され、術中の rSO2 増加に関連する可能性がある。

ベースラインが麻酔前だとすると、術中にそんなに高く維持できるかな〜。

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