ブドウ糖投与は、腹腔鏡下胆嚢摘出術後の術後悪心嘔吐の発生率を低下させる可能性がある:二重盲式無作為化比較試験

嘔吐9.png・術後悪心嘔吐(PONV)は、麻酔に付随する合併症の中で最も一般的で望ましくないものであり、患者の不快感や入院期間の延長につながる。本研究では、腹腔鏡下胆嚢摘出術(LC)を受ける患者で PONV に及ぼす術前/術中ブドウ糖注入の効果を評価および比較する。

・本前向き二重盲式無作為化対照試験には、3 群に分けられた 93 人の ASA I-II LC 患者が含まれた。P 群は、術前に 30 分間 10 mL/kg/h の投与速度で 5% ブドウ糖注入を受け、その後、手術終了まで乳酸リンゲル液を同じ注入速度で適用された。I 群は、術前に 30 分間 10 mL/kg/h の乳酸リンゲル液を投与され、術中は同じ注入速度で 5% ブドウ糖を投与された。対照群(C 群)は術前および術中に 10 mL/kg/h の速度で乳酸リンゲル液注入を受けた。参加者の人口統計データ、PONV、血行動態変数、疼痛スコア、血糖(BG)値、制吐薬および鎮痛剤必要量が記録された。

・術前 BG 値は全群で同様であったが、術中および術後 BG 値は、C 群よりも P 群と I 群の方がそれぞれ高かった(p=0.020、p=0.010)。PONV 発生率は C 群と比較して P 群と I 群の方減少した(それぞれ38.7% と 25.8%)(p=0.015)。術後 6 時間の制吐薬使用量は、P 群で有意に低かった(p=0.005)

LC 後の PONV 予防に、術前ブドウ糖注入は、安全で効果的な方法として提案できる可能性がある。

小児でも術中ブドウ糖投与が PONV を減らすと言われているので成人でもありうる。血糖値の上昇が、反射性に消化管の蠕動運動促進に働くのか?

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