成人の術後咽頭痛を防ぐためのケタミンの局所適用:系統的レビューとメタ分析

ケタミン5.png・術後咽喉頭痛は、望ましくない術後の転帰の最たるものである。ケタミンは N-メチル-d-アスパラギン酸受容体拮抗薬であり、その局所適用は慢性疼痛や口腔/咽喉の適応に使用される。術後の喉頭痛を予防するための術前の局所ケタミン適用の有効性を評価するために、系統的レビューを実施した。

・2019 年 9 月 23 日まで、MEDLINE、EMBASE、CENTRAL で、気管挿管を受ける成人の術後咽頭痛を予防するために、少なくとも 1 つの介入は局所ケタミンであった無作為化比較試験を検索した。主要評価項目は、術後 24 時間での咽頭痛の発生率であった。比較対象は、鎮痛剤以外の対照(プラセボ、治療なし、または通常ケア)または作用薬であった。変量効果モデルを使用してデータをプールした。

・3775 人の参加者を含む 41 件の無作為化比較試験を含めた。ケタミンの局所投与は、非鎮痛法と比較して術後 24 時間で咽喉頭痛の発生率の低下と関連していた(リスク比、0.45、95%CI、0.37-0.54、P<0.001)。有意な出版バイアスを認めたが、トリムアンドフィル分析で結果に変わりはなかった。試験的逐次分析(TSA)は、局所ケタミンの有効性が適切であることを示唆した(TSA 調整済み 95%CI、0.33-0.56)。このエビデンスのグレードの質は中程度であった。局所ケタミンは、術後咽頭痛の予防において、ケタミン噴霧とクロニジンの併用よりも劣っていた。

術前のケタミンの局所投与は、術後咽頭痛の予防において、非鎮痛法よりも効果的かもしれない。研究の件数は、術後咽頭痛の予防薬の中で局所ケタミンの役割を調査するのに十分ではなかった。

ケタミンの局所投与か、初めて聞いた気がする。

【出典】
Topical application of ketamine to prevent postoperative sore throat in adults: a systematic review and meta-analysis.
Acta Anaesthesiol Scand. 2020 Jan 28. doi: 10.1111/aas.13553. [Epub ahead of print]

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