手術中の食道癌患者における周術期の口腔ケアによる術後肺炎の予防:775 人の患者の多施設後ろ向き研究

口腔ケア.png・術後肺炎は、食道癌手術後の主要な合併症の 1 つである。術後肺炎に関連する危険因子は、全身の健康不良、喫煙、肺機能低下、真性糖尿病、外科的ストレス、高齢、術後誤嚥、口腔衛生である。本研究では、現在までのエビデンスが明らかではないため、術後肺炎の軽減に及ぼす周術期口腔ケアの効果を調べた。

・食道癌手術を受ける患者で、周術期口腔ケアと術後肺炎の発生率との関係について、多施設後ろ向き的調査を実施した。2016 年から 2017 年までに病院 25 施設で胸腔鏡下食道切除を受けた合計 775 人の患者が研究に登録された。術後肺炎の発症との関連性関について、さまざまな要因を調べた。

・多変量解析により、高齢、喫煙習慣、ヘモグロビン低下、クレアチニン増加、術後嚥下障害、口腔ケア介入の欠如が肺炎の独立危険因子であることが示された。口腔ケアは、術後肺炎の発生率が 20% 未満の病院では肺炎の予防に効果的であったが、発生率が 20% を超える病院では効果的ではなかった。

・本研究の結果は、食道癌手術において周術期口腔ケアを実施することが推奨されることを示唆している。
POINT周術期口腔ケアの実施は術後肺炎予防に役立つ。

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