硬膜穿刺後頭痛の予防-無作為化比較試験

頭痛8.png・研究の目的は、硬膜穿刺後頭痛(PDPH)のリスクに及ぼす針のサイズ、針のデザイン、スタイレット再挿入の影響を調査するために、診断的腰椎穿刺(LP)を受ける 952 人の被験者を調査した。

・本無作為化二重盲式試験は、2013 年から 2018 年にかけてスウェーデンのウメオ大学病院で実施された。被験者には、3 本の針のうち 1 本(22ゲージ(G)非外傷性、25 G 非外傷性、25 G カッティング)、そして針を抜く前にスタイレットを再挿入するかどうか、が無作為に割り当てられた。主要評価項目は、LP の 5 日後に標準化した電話インタビューで評価された PDPH で、頭痛が止まるまで繰り返された。ロジスティック回帰を使用して、PDPH の 95%CI 付きオッズ比(OR)を計算した。

・平均(SD)年齢は 51.1(16.7)歳で、53.6% が女性であった。より小さな内径(25G)の非外傷性針は、より大きな内径(22G)の非外傷性針と比較して、22.0%(69/314) vs 30.2%(98/324)、OR(95%CI)= 0.65(0.45-0.93)、また、切断針と比較して、32.8%(103/314)、OR(95%CI)=0.58(0.40-0.82)頭痛のリスクが低かった。針を抜く前にスタイレットを再挿入しても、頭痛のリスクは減少しなかった。

これらのデータは、診断的 LP 後の PDPH を防ぐために、25G の非外傷性針がより大きな非外傷性針や同サイズのカッティング針よりも優れていることを示唆している。以前の 1 つのレポートとは対照的に、本研究では、スタイレットの再挿入が PDPH の予防に効果的であることは分からなかった。

麻酔科の領域では、かなり以前から分かっているように思うけど、神経内科領域では遅れているのかな。

【出典】
Prevention of post-dural puncture headache - a randomized controlled trial.
Eur J Neurol. 2020 Jan 29. doi: 10.1111/ene.14158. [Epub ahead of print]

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