■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2020/02/17

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【問題1】(麻酔科学用語) 以下の略語のフルスペルと意味を答えよ。
(1) TUR-Bt (2) LMT (3) PPHN (4) UCG (5) MAOI

[解答]
(1)transurethral resection of bladder tumor:経尿道的膀胱腫瘍摘出術
(2)left main trunk:左主幹部動脈
(3)primary pulmonary hypertension of neonates:新生児肺高血圧症
(4)ultrasonic cardiography:心臓超音波検査
(5)monoamine oxidase inhibitor:モノアミン酸化酵素阻害薬/MAO阻害薬



[出典] 麻酔科学用語集 第3版


■ これって常識? ■
吐血の患者の緊急内視鏡(1).あらかじめ肝硬変や心疾患の有無、薬剤服用歴を確かめよ!

1)肝硬変があれば,食道静脈瘤の破裂による出血の可能性があり,その場合,EVL(Endoscopic Varix Ligation)をするために,人手がいる.
2)ワルファリンなど出血傾向をきたす薬剤の使用歴も重要である.
3)通常,前投薬にはブスコパン+硫酸アトロピンを用いるが,虚血性心疾患のある症例,あるいは高齢者でこれを否定できない症例に対してはグルカゴンを用いる.


[出典] 知っているつもりの内科レジデントの常識非常識 第3章 378の常識〜消化器編



【問題2】(代謝) 周術期の肝障害について正しいものはどれか?

ア:ハロタン肝炎の肝機能障害の発生は通常、術後7〜28日である。

イ:麻酔科医の血清B型肝炎マーカー陽性率は一般人と変わらない。

ウ:肝硬変患者では、全末梢血管抵抗が低下し代償性に心拍出量が増加する。

エ:急性尿細管壊死は肝腎症候群よりも発症が緩徐である。

オ:ASTは心臓や骨格筋、膵臓、腎臓、赤血球にも存在する。


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[解説] ア:○:ハロタン肝炎には免疫反応が関与しているため、肝機能障害の発生は通常、術後7〜28日である。これに関連した所見としては、発熱、関節痛、発疹、好酸球増多、自己抗体、血中の免疫複合体の検出がある。
イ:×:健常な供血者の血清B型肝炎マーカー陽性率は3〜5%であるのに対し、麻酔科医では19〜49%であり、麻酔科医は肝炎感染の危険性が高いことがわかる。
ウ:○:肝疾患が進行すると、ほとんどの患者で血行動態は亢進状態となり、全末梢血管抵抗が低下し代償性に心拍出量が増加する。
エ:×:急性尿細管壊死は肝腎症候群よりも発症が急性である。他方、肝腎症候群は発症が緩徐である。
オ:○:AST(GOT)は心臓や骨格筋、膵臓、腎臓、赤血球にも存在する。ALT(GPT)は主として肝細胞由来である。



[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p305-311




【問題3】(心臓・血管) 心筋酸素消費量を増加させないのはどれか?
1) 左室拡張末期容量のの増加
3) 血圧上昇
5) 頻脈
2) 冠動脈の拡張
4) 心肥大


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[解説] 心筋酸素需要を増大させる因子:心拍数の増加=頻脈、収縮性の増強=カテコラミンや心肥大、前負荷の増大=左室拡張末期容量のの増加、後負荷の増大=血圧上昇


[正解] 2 [出典] クリティカル記憶術2P282

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