成人の術後気道合併症を予防するための静脈内リドカイン:系統的レビューとメタ分析

のどの痛み6.png・全身麻酔を受ける手術患者では、抜管時の咳嗽がよく見られ、潜在的に危険な合併症を引き起こす可能性がある。著者らは、咳嗽や他の気道合併症を防ぐための周術期中のリドカインの静脈内投与の有効性と安全性を評価するために、系統的レビューとメタ分析を実施した。

・著者らは、全身麻酔下で手術を受ける成人患者で、周術期静脈内リドカイン投与を対照群と比較した RCT を、MEDLINE、Excerpta Medica データベース、Cochrane Central Register of Controlled Trials を検索した。RCT はバイアスのリスク評価を使用して評価され、エビデンスの品質は GRADE をを使用して評価された。

16 件の試験(n=1516)で、プラセボまたは無治療と比較して、リドカイン静脈内投与は、抜管後咳嗽(リスク比[RR]:0.64; 95% 信頼区間[CI]:0.48-0.86)と術後 1 時間での咽頭痛(RR:0.46; 95%CI:0.32-0.67)の大きな低下をきたした。喉頭痙攣の発生率やリドカイン使用に関連した有害事象の発生率には差はなかった(リスク差[RD]:0.02; 95%CI:-0.07 〜 0.03)。

リドカイン静脈内投与の使用は、咳嗽や咽頭痛などの気道合併症を周術期に減少させた。付随する危害リスクの増加はなかった。
POINTリドカイン静脈内投与は、咳嗽を抑制し、その結果として術後咽頭痛の発生頻度を低下させる。
【出典】
Intravenous lidocaine to prevent postoperative airway complications in adults: a systematic review and meta-analysis.
Br J Anaesth. 2020 Jan 27. pii: S0007-0912(19)30971-7. doi: 10.1016/j.bja.2019.11.033. [Epub ahead of print]

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 3

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
ナイス

この記事へのコメント