■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2020/02/26

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【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (___________n) : 増強/促進/強化

(2) (s_______) (r___) : 手術危険度/手術リスク

(3) (________c) : 非チアノーゼ性

(4) (s_________) (m_____) : 半閉鎖法

(5) (c______________) (c__________) : 脳[血液]循環


[解答]
(1)augmentation(2)surgical risk
(3)acyanotic(4)semiclosed method
(5)cerebrovascular circulation


[出典] 麻酔科学用語集 第3版



【問題2】(心臓・血管) βブロッカについて正しいのはどれか?

ア:ランジオロールの薬物動態は1 コンパートメントモデルで説明が可能である。

イ:エスモロールはランジオロールよりもβ1選択性が高い。

ウ:エスモロールの血圧低下作用は血管に対する直接作用である。

エ:ランジオロールの血中濃度は肝疾患や腎疾患に影響されない。

オ:エスモロール血中半減期はランジオロールのそれよりも長い。


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[解説] ア○:ランジオロールの薬物動態は1 コンパートメントモデルで説明が可能である。薬物動態が1 コンパートメントモデルで説明可能ということは、長時間にわたって持続投与を続けても、排泄半減期にほとんど変化がないことを示している。
イ×:ランジオロールはエスモロールよりもβ1選択性が高い(251:33)。
ウ×:エスモロール投与後、心拍数は速やかに低下するが血圧はゆっくりと低下する。この血圧に対する作用はレニン・アンギオテンシンを介する効果である。
エ×:ランジオロールは肝臓でも代謝を受けるため、肝疾患患者では血中濃度が上昇する恐れがある。
オ○:エスモロール血中半減期(4〜11分)はランジオロールのそれ(2〜3分)よりも長い。



[正解] 解説を参照 [出典] Anesthesia 21 Century Vol.10 No.2-31 2008



【問題3】(吸入麻酔) 正しいのはどれか?

ア:イソフルランのMACawakeはMACの約1/3である。

イ:低二酸化炭素血症(PaCO2=20mmHg)はMACを下げる。

ウ:ハロタンのMAC BAR は MACintubationより低い。

エ:ラットに除脳処置を行うと、MACは1/2以下に低下する。

オ:95%の患者が皮膚切開で体動しないセボフルレン濃度は約1.3MACである。


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[解説] イソフルラン、セボフルランのMACawakeは0.3MACと報告されている。PaCO2=15〜95mmHgではMACに影響しない。ハロセンを含めいずれの揮発性麻酔薬でもMAC BAR>MAC EI>AD95>MAC>MAC awakeが成立する。最近(1993)、断頭ラットモデルを用いて、MACが脳ではなく脊髄レベル決定されることが示された。麻酔薬によってつくられる不動状態は意識レベルの低下・抑制によるものではなく、脊髄の運動ニューロン活動の抑制によるのではないかと言うことである(図説細心麻酔科学シリーズ1p8)。AD95は1.25〜1.3MACとされている。


[正解] (ア)、(オ) [出典] 第35回麻酔指導医認定筆記試験:A10



【問題4】(疼痛管理) 鎮痛薬について正しい記述はどれか。

ア:非ステロイド消炎薬はシクロオキシゲナーゼを抑制する。

イ:非ステロイド消炎薬は腎機能不全を起こすことがある。

ウ:コデインはμ受容体に作用する。

エ:ペンタゾシンはκ受容体に作用する。

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[解説] 非ステロイド消炎薬は、シクロオキシゲナーゼを抑制することにより、プロスタグランジンの産生を抑制する。モルヒネ、メペリジン、フェンタニールなどは、μ受容体に作用して鎮痛効果を発揮する。ペンタゾシンはμ受容体に対してはアンタゴニストとして作用するが、κ受容体に対してはアゴニストとして作用し、鎮痛効果を発揮する。


[正解] (全て) [出典] 麻酔科クリニカル問題集

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