■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2020/02/04

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【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (r_____) (p___) : 反射痛

(2) (e_______________) : 脊髄電図

(3) (h___) (p_________) : 熱産生

(4) (c__________) : 化学受容体

(5) (_______n) : 分画


[解答]
(1)reflex pain(2)electrospinogram
(3)heat production(4)chemoceptor
(5)fraction


[出典] 麻酔科学用語集 第3版





【問題2】(吸入麻酔) 亜酸化窒素及び酸素を室温(20度)でポンベに充填したとき、亜酸化窒素とは液体と気体、酸素は気体のみである。この違いを生じている原因は何か。
ア:沸点
エ:臨界圧
イ:氷点
オ:臨界密度
ウ:臨界温度



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[解説] 室温が亜酸化窒素の臨界温度(36.5度)以下であれば、充填した亜酸化窒素ボンベは液体と気体の亜酸化窒素を含有している。それに対し、酸素の臨界温度は-118.38度であるから、室温では気体のみである。


[正解] (ウ) [出典] 第33回麻酔指導医認定筆記試験:A19



【問題3】(薬理) フェンタニルについて正しいのはどれか.

ア:作用持続時間は 30〜45 分である.

イ:循環系への影響は少ない.

ウ:気管内挿管操作時の血圧上昇・頻脈を予防できる.

エ:呼吸抑制作用は弱い.

オ:散瞳を起こす.


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[解説] (ア):(正)静脈内投与後 2〜3 分で効果発現する.追加投与量は 50〜100 μg(1〜2 mL).90%が肝代謝.
(イ):(正)やや脈拍数が低下するが,心筋抑制作用は少なく全体として循環系への影響は少ないとされている.
(ウ):(正)5〜7 μg/kg 静脈内投与 5 分後に挿管操作を開始すると血圧上昇・頻脈を予防できる.
(エ):(誤)呼吸抑制作用は強い.ナロキソンで拮抗できる.呼吸抑制発現はモルヒネ静脈内投与より速い.
(オ):(誤)縮瞳である.



[正解] (ア)、(イ)、(ウ) [出典] Super Hospital 麻酔科


■ これって常識? ■
モルヒネを使うと「麻薬中毒になり,命が短くなる」というのは間違い

1)麻薬という言葉は法律的用語であり,臨床ではオピオイドという.
2)「耐性」とは,長期反復投与を行うとき効果が減弱する性質.「身体依存」とは,突然中止すると退薬症状(副作用と同様)がでる性質.いずれも適切に使えば問題は起こらない.
3)「精神依存」とは,薬の獲得に異常な執着を示すものであるが,痛みのある患者においては皆無といわれる.
4)モルヒネの使用と生命予後とは関係ない.モルヒネには極量がなく,その患者に応じた量を使う.「命が短くなる」という根拠は何もない.


[出典] 知っているつもりの内科レジデントの常識非常識 第3章 378の常識〜緩和ケア編

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