■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2020/02/05

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【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (v_______) (e_____) (r_______) : 視性誘発反応

(2) (________y) : 死亡率

(3) (a______) (t______) : 噴霧療法/エアゾール療法

(4) (h___) (c____) : 熱痙攣

(5) (e__________) (d__________) : 電解質障害


[解答]
(1)visually evoked response(2)mortality
(3)aerosol therapy(4)heat cramp
(5)electrolyte disturbance


[出典] 麻酔科学用語集 第3版



【問題2】(血液凝固) ヘパリンについて次のうち正しいのはどれか。

ア:生体内代謝産物であるウロヘパリンは抗凝固作用をもたない。

イ:電気的に(+)荷電の薬物で拮抗される。

ウ:プロトロンビンのフィブリノーゲンへの作用を抑制する。

エ:臨床静注使用量で凝固阻止効果(正常clotting time の5倍以上)は、7時間前後である。

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[解説] 体内でヘパリンの一部は脱重合によって不活性物質であるウロヘパリンに代謝される。少しは尿中に活性型として排泄される。残りは酵素ヘパリナーゼによって体内で破壊される。ヘパリンは強い陰性電荷を持っているので、その作用は、硫酸プロタミンなど強い陽性電荷を有している物質によって拮抗される。ヘパリンはアンチトロンビン III (AT III )と複合体を形成し、AT III の凝固抑制作用を増幅する。AT III ・トロンビン複合体の形成速度はヘパリンによって促進されるため凝固が抑制される。静注により10分以内に凝固時間を5倍に延長させ、その効果は1〜4時間持続する。


[正解] (ア)、(イ) [出典] 第32回麻酔指導医認定筆記試験:A3





【問題3】(腎疾患患者への注意) 低カリウム血症の心電図変化にL、高カリウム血症の心電図変化にHと記入せよ。
ア:U波
ウ:P波消失
イ:テント状T波
エ:ST部分低下

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[解説] 血清カリウム値が6mEq/l未満なら、心臓への影響は少ない。T波の尖鋭化は特に胸部誘導で著しい。さらに高カリウム血症が進行すると、PR間隔延長、P波の振幅低下、QRS拡大がみられる。ST部分の低下は高カリウム、低カリウムの両方で見られる。


[正解] ア:(L) イ:(H) ウ:(H) エ:(L,H) [出典] 麻酔科クリニカル問題集



【問題4】(肝・腎・消化管) 次の凝固因子のうちビタミンKに依存しないのはどれか?
1) VIII 因子 2) VII 因子 3) II 因子 4) IX 因子 5) X 因子

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[解説] 凝固因子のうちビタミンK依存性に肝臓で合成されものは第 II 因子、 VII 因子、 IX 因子、 X 因子である(「肉と納豆」と覚える)。 VIII 因子は血管内皮で産生され、ビタミンKには依存しない。


[正解] 1 [出典] モニタリングから何が分るかP121

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