プロポフォールとレミフェンタニルまたはスフェンタニルによる導入後の挿管条件の比較:外科的抜歯のための無作為化対照 REMIDENT試験

レミフェンタニル.png・本研究の目的は、プロポフォール-スフェンタニルまたはプロポフォール-レミフェンタニルのボーラス投与と急速導入法による麻酔導入後の気管挿管条件を比較することであった。

・抜歯に際して挿管を伴う全身麻酔下で外来手術を受ける合計 70 人の患者(ASA I/II)は、この二重盲式研究の 2 群に無作為に割り当てられた。患者は挿管に際してプロポフォール 2.5mg/kg と共にレミフェンタニルのボーラス投与(3μg/kg)か、またはスフェンタニル(0.3μg/kg)のいずれかを投与された。主要転帰は優れた挿管状態の割合であり、副次評価項目は平均動脈圧(MAP)か、または心拍数(HR)が 20% 以上減少した患者の割合、自発呼吸を回復するまでの時間、手術終了から抜管、Aldrete スコア 10 点を達成するまでの時間であった。VAS疼痛スコア>3、麻酔回復室(PACU)入室後 15 分で喉頭痛がある場合も分析した。

挿管条件(完璧+良好な条件)は、スフェンタニルよりもレミフェンタニルの方が有意に良好であった(88.5% vs 68.6%; p=0.01)。レミフェンタニルを使用した場合、血行動態は良好であった。レミフェンタニルを使用しても、回復室の疼痛スコアや喉頭痛は有意に増加しなかった。これは、モルヒネ消費量について群間に有意差がないことによって確認された。レミフェンタニルは、Aldrete スコア 10 点を達成する時間を有意に短縮した。

筋弛緩薬を使用しない挿管が必要な場合、スフェンタニルボーラスと比較してレミフェンタニルボーラスを使用すると、挿管条件がはるかに良好になる。レミフェンタニル/プロポフォール急速導入法は、迅速に挿管して良好な挿管条件を達成するための価値あるテクニックである。

筋弛緩薬を使用せずに気管挿管したい場合、プロポフォールに加えて、レミフェンタニルを 3μg/kg 使用するとよい。短時間手術の場合は、ロクロニウム使用後にスガマデクスを使用するよりは、レミフェンタニル挿管した方が圧倒的に医療費は少なくて済む。
【レミフェンタニル(2mg)1070円】 vs
【ロクロニウム(25mg)227円 +ブリディオン(200mg)9000円】

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