小児で i-gel および ProSeal LMA の口咽頭シール圧に及ぼす側臥位の影響

i-Gel.png・声門上気道(SGA)は、適切な換気と誤嚥防止のために、良好な口咽頭シール圧(OSP)を備えている必要がある。著者らの目的は、側臥位が OSP に及ぼす影響を調査し、それによって小児の i-gel および ProSeal ラリンジアルマスク(PLMA)の換気パラメーターに及ぼす影響を調査することであった。

・本前向き観察研究では、i-gelR または PLMA を使用して全身麻酔下で待機手術を予定され、手術や区域ブロックのいずれかで側臥位を必要とする ASA I-II の月齢 1 ヵ月から年齢 12 歳までの 86 人の小児が含まれた。仰臥位と側臥位の両方で OSP(固定流量法)、呼気一回換気量、容量減少率(%)、呼気終末二酸化炭素(ETCO2)が記録された。仰臥位から側臥位にした時の OSP の群内および群間差を、それぞれ対応のある/対応のない t 検定を使用して分析した。

側臥位では、i-gel 群(仰臥位:21.94±5.82、側臥位:15.54±5.37)と PLMA 群(仰臥位:17.53±5.05、側臥位:12.76±3.37)の両方で OSP(cm H2O)の有意な減少があった(P=0.000)。 仰臥位から側臥位への OSP の減少率は i-gel (28.14±18.86)と PLMA(24.06±19.75)で同程度であった(P=0.339)。i-gel と PLMA の両方で、側臥位でわずかな容量損失と ETCO2 の有意な増加が認められた。i-gel 群の方が、仰臥位(P=0.001)と側臥位(P=0.009)の PLMA と比較して OSP が高かった。

側臥位では、i-gel と PLMA の両方で仰臥位と比較して OSP の有意な減少があった

仰臥位よりも側臥位の方が、口咽頭シール圧は低くなる。側臥位では重力による影響が軽くなるので、当然といえば当然だろう。

【出典】
A study of effect of lateral position on oropharyngeal seal pressure of i-gelR and ProSeal? LMA in children.
Indian J Anaesth. 2020 Feb;64(2):125-130. doi: 10.4103/ija.IJA_635_19. Epub 2020 Feb 4.

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