小児集団での適切サイズのカフなし気管チューブと超音波検査で決定された声門下径との相関

小児の気管.png・従来の年齢に基づく公式では、気管チューブ(ETT)の正しいサイズを予測できないことがよくある。本研究では、適切なチューブサイズを調査する際の超音波の有用性を評価し、適切なチューブサイズを予測できる式を導出した。

・合計 41 人の年齢 2〜6 歳、ASA--PS 1/2、カフなし ETT で全身麻酔下に待機手術を受ける小児が対象となった。超音波検査(US)を使用して、麻酔導入後に声門下径を測定した。気管に、15〜30 mmHg で可聴リークのある ETT を挿入した。ピアソンの相関を使用して、US で測定した声門下径(US-SD)と使用された ETT 径との相関を評価した。線形回帰を使用して、ETT サイズを予測するための式を導き出した。

US-SD と患者の年齢が実際の ETT OD とよく相関することが分かった(それぞれ r=0.83 と 0.84)。年齢ベースの式、ETT ID=(Age/3)+3.5[r:0.81]は、従来の年齢ベースの Cole の式、すなわち ETT ID=Age/4+4[r:0.77] よりも実際の ETT OD との相関が良好であった。 今回の結果から、US-SD に基づいてカフなし ETT を選択するための式を導き出すことができた。

・著者らの研究は、US-SD は実際に使用される気管チューブと相関し、適切なサイズの ETT を選択するのに役立つかもしれないが、US 測定、普遍的な公式、今回著者らが導出した公式による ETT サイズの正しい予測の数に差はなかったと結論付ける。

「年齢÷3+3.5」という公式が紹介されている。実際に、いちいちエコーで声門下径を測定するというのはできかねる気がする。

【出典】
Correlation between correctly sized uncuffed endotracheal tube and ultrasonographically determined subglottic diameter in paediatric population.
Indian J Anaesth. 2020 Feb;64(2):103-108. doi: 10.4103/ija.IJA_619_19. Epub 2020 Feb 4.

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