小児麻酔における適切な気管チューブサイズの推定のための声門下領域の超音波評価

小児の喉頭.png・小児患者における気管チューブ(ETT)の選択は、主に年齢、身長、あるいは体重に基づいた公式によって行われる。著者らは、ETT の外径を予測するための声門下領域の超音波評価を、修正 Cole の式の外径比較した。本研究の目的は、全身麻酔下で外科的処置を受ける小児で、修正 Cole の式に基づくカフなし ETT 選択の妥当性と、声門下径の超音波評価法の妥当性を比較することである。

・これは、前向きで無作為化並行群研究である。年齢 2〜6 歳の 150 人の ASA-PS I/II の患者を 2 群に無作為に割り当てた。A 群では声門下径の超音波評価に基づいて ETT を選択した。B 群では、修正 Cole の式に基づいて ETT を選択した。研究パラメーターは、2 つの方法で予測された ETT の内径と外径(OD)、使用された適切なサイズの ETT である。

適切なチューブを選択できた割合は、超音波ベースの群では 74.7% であったのに対して修正 Cole 公式群では 45.3% であった。使用された最適な ETT の OD と超音波で評価した声門下径との間に強い相関関係があった。超音波評価による適切なサイズの ETT と、声門下径の OD とのブランドアルトマン分析で、一致限界は、+ 1.78 〜 -1.74 で、バイアスは 0.02 mm であった。

輪状軟骨領域での声門下径の超音波検査による評価は、修正 Cole の式よりも適切なサイズのカフなしETTを予測するための優れたツールである。
POINT超音波による声門下径の評価は、Cole の式 [4 + (age/4)] よりも優れている。
【出典】
Ultrasound assessment of subglottic region for estimation of appropriate endotracheal tube size in pediatric anesthesia.
J Anaesthesiol Clin Pharmacol. 2017 Apr-Jun;33(2):231-235. doi: 10.4103/joacp.JOACP_232_16.

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