■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2020/03/10

MCQ43.png



【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (v____) (c_______) : 肺活量

(2) (c______) (s____) (b___________) : 頚動脈洞圧受容体

(3) (t___) (d___) : 試験投与量

(4) (s______) (n_____) : 感覚ニューロン

(5) (r_______) (v____) : 減圧弁


[解答]
(1)vital capacity(2)carotid sinus baroreceptor
(3)test dose(4)sensory neuron
(5)reducing valve


[出典] 麻酔科学用語集 第3版


【トラブル・シューティング】〜麻酔緊急Vol.1p196

(輸血)『自己血の輸血でショックになった』

ASOに対するFPバイパス術に際し、麻酔導入後400mlの自己血採血を行い、出血量>700mlの時点で、白除フィルターを介して自己血返血を開始したところ血圧低下をきたした。返血中止で血圧回復、また別の白血球除去能のない輸血フィルターでは血圧は低下しなかった。自己血がフィルターを通過した際にブラジキニン産生カスケードが賦活化され、強力な血管拡張物質であるブラジキニンが産生され、著明な血圧低下が誘発された。この患者は術前よりACE阻害剤(キニナーゼ II と同一)を服用しており、ブラジキニンの代謝分解が遅延していたため症状出現に至った。







【問題2】(麻酔) 高齢者について正しいのはどれか?

ア:加齢に従い心筋の脂肪浸潤や線維化による伝道障害をきたす。

イ:加齢によりカテコラミンに対する心筋感受性やレート応答機能が低下する。

ウ:高齢者では硬膜外麻酔で同じレベルのブロックに必要な局所麻酔薬の量は若年者と変わらない。

エ:高齢者では最大酸素消費量が減少する。

オ:加齢により咳反射や線毛運動の低下により分泌物の排泄不良が起こる。


    ▼

    ▼

    ▼

[解説] ア:○:加齢に従い心筋の脂肪浸潤や線維化による伝道障害をきたす。
イ:○:加齢によりカテコラミンに対する心筋感受性やレート応答機能が低下する。
ウ:×:高齢者では硬膜外麻酔で同じレベルのブロックに必要な局所麻酔薬の量は少なくなる。これは、椎間間腔の狭小化によるのではないかと考えられている。
エ:○:高齢者では骨格筋の減少により、最大酸素消費量と安静時酸素消費量が減少する。
オ:○:加齢により咳反射や線毛運動の低下により分泌物の排泄不良が起こり、周術期の肺炎のリスクが増加する。



[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p434-438





【問題3】(溺水・中毒・体温) 偶発性低体温症のバイタルサインで誤っているのはどれか?
1) 血圧↓
4) 呼吸数↓
2) 意識レベル↓
5) 体温↓
3) 脈拍数↑


    ▼

    ▼

    ▼

[解説] 偶発性低体温症ではすべてのバイタルサインが低下する。意識レベル↓、血圧↓、脈拍数↓、呼吸数↓、体温↓


[正解] 3 [出典] 研修医当直御法度p105

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント