■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2020/03/12

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【問題1】(麻酔科学用語) 以下の略語のフルスペルと意味を答えよ。
(1) LBBB (2) BAL (3) MVV (4) MSR (5) EBM

[解答]
(1)left bundle branch block:左脚ブロック
(2)bronchoalveolar lavage:気管支肺胞洗浄
(3)maximum ventilatory volume:最大随意換気量
(4)mitral stenosis and regurgitation:僧帽弁狭窄兼閉鎖不全
(5)evidence-based medicine:実証医学



[出典] 麻酔科学用語集 第3版




【問題2】(呼吸) 肺炎の起炎菌としてレジオネラが考えられるときは抗生物質はどれを選択するか?
1) エリスロマイシン
3) バンコマイシン
5) ビクシリン
2) セフメタゾン
4) ダラシンP


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[解説] 肺炎の起炎菌として肺炎球菌が考えられるときは抗生物質はペニシリンG、マイコプラズマ・レジオネラが考えられるときエリスロマイシン、MRSAが考えられる時はバンコマイシン、嫌気性菌が考えられるときはダラシンP、肺炎桿菌が考えられるときは第三世代セファロスポリン、オウム病が考えられるときはミノマイシンを選択する。


[正解] 1 [出典] 内科レジデント実践マニュアルP132


■ これって常識? ■
DPBの治療は,マクロライド少量長期投与が原則

1)DPB(び漫性汎細気管支炎)は,両肺び漫性に存在する呼吸細気管支領域の慢性炎症を特徴とし,呼吸機能障害をきたす疾患であり,肉芽組織や瘢痕巣により呼吸細気管支の閉塞をきたし,進行すると気管支拡張を生じる.
2)慢性の咳,痰,労作時呼吸困難を主症状とし,慢性気道感染の進行による呼吸不全のため,不良の転帰をとることが多かったが,近年 erythromycin(エリスロシン,アイロタイシン)をはじめとするマクロライド系抗菌剤の少量長期投与によって予後改善がみられる.
3)高率に慢性副鼻腔炎を合併または既往に持ち,HLA B54との相関などから遺伝性素因の関与が示唆されている.


[出典] 知っているつもりの内科レジデントの常識非常識 第3章 378の常識〜呼吸器編



【問題3】(産科麻酔) 産科麻酔について正しいのはどれか?

ア:分娩時の心拍出量は妊娠時のさらに30〜40%増加する。

イ:妊婦の子宮血流量は満期には約2倍に増加する。

ウ:妊娠中は蛋白と結合しない非結合型の薬物が増加する。

エ:妊婦の平均動脈圧は15mmHg低下する。

オ:分娩第1期の痛みは脊髄のS2〜S4の後角に入力される。


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[解説] ア:○:分娩時の心拍出量は妊娠時のさらに30〜40%増加する。妊婦の心拍出量は50%増加する。分娩活動中は、さらに増加して心拍出量は2倍となる。
イ:×:妊婦の子宮血流量は満期には40%増加する。
ウ:○:妊娠中はアルブミンの低下に伴って、蛋白と結合しない非結合型の薬物が増加する。
エ:○:妊婦の平均動脈圧は15mmHg低下する。ただし、妊娠第2期までは正常である。
オ:×:分娩第1期の痛みは、交感神経線維を経て脊髄のTh10〜L1の後角に入力される。



[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p412-419

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