■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2020/03/13

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【問題1】(麻酔科学用語) 以下の略語のフルスペルと意味を答えよ。
(1) APRV (2) ASR (3) CPAP (4) TPR (5) TAPVC

[解答]
(1)airway pressure release ventilation:気道圧開放換気
(2)aortic stenosis and regurgitation:大動脈弁狭窄・閉鎖不全
(3)continuous positive airway pressure:持続気道陽圧
(4)total peripheral resistance:全末梢抵抗
(5)total anomalous pulmonary venous connection:総肺静脈還流異常/全肺静脈還流異常



[出典] 麻酔科学用語集 第3版




【問題2】(心臓・血管) 次の薬物のうち心腔内へ直接投与してもよいのはどれか?
1) ボスミン
3) カルシウム
5) ナロキソン
2) キシロカイン
4) アトロピン


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[解説] 気管内投与可能な薬物としては、気管粘膜を障害しないボスミン、アトロピン、キシロカイン、ナロキソンが挙げられる。カルシウム剤やメイロンは気管内投与してはいけない。心腔内に直接投与してもよいのはボスミンだけである。心腔内投与は、気胸、冠動脈損傷、心タンポナーデ、エピネフリンの心筋内注入など重篤な合併症の危険があり、どうしてもやむを得ない場合にのみ行う。


[正解] 1 [出典] 救急医療実践ハンドブックP14




【問題3】(外傷・出血・感染) 出血性ショックをきたす各疾患に対して輸液・輸血以外の治療として誤っているのはどれか?
1) 食道静脈瘤:S−Bチューブ
3) 胃・十二指腸潰瘍:内視鏡止血
5) 血胸:胸腔ドレナージ
2) 骨盤骨折:開腹止血
4) 開放性骨折:タニケット


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[解説] 出血性ショックに対する処置として、一般的な輸液・輸血の他に、各疾患に特異的とも言える治療法がある。血胸:胸腔ドレナージ、開放性骨折:タニケット、胃・十二指腸潰瘍:内視鏡止血、食道静脈瘤:S−Bチューブ、骨盤骨折:TAE、大量喀血:片肺換気などである。


[正解] 2 [出典]


【トラブル・シューティング】〜麻酔緊急Vol.2p94

(換気)『気管内挿管下で突発した換気不能−扁平化した気管の外圧または胸腔内強陰圧による完全閉塞−』

術前から扁平化していた気管が、周術期の外圧または胸腔内強陰圧により完全閉塞に至った2症例。マルファン症侯群の患児で側彎矯正術中に一過性に換気不能に陥ったが、口対チューブの呼気吹込みにより換気可能となった。全麻下の前縦隔腫瘍の生検後、バッキングを契機に胸腔内強陰圧により気管閉塞が生じ換気不能に陥ったが、再挿管し用手換気を試みるうちに突然換気が再開できた。術前の画像診断の評価をおろそかにしないこと、完全閉塞を予防するための補強チューブの使用、可能なら狭窄部を越えた位置まで先端を進める、完全閉塞の鑑別にはファイバーが必須




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