帝王切開患者の急性術後疼痛に対するアセトアミノフェン静注の鎮痛効果:無作為化二重盲検プラセボ対照試験。

アセトアミノフェン2.png・帝王切開分娩の割合は米国で増加している。満足な術後鎮痛は、依然として帝王切開の最優先事項である。オピオイド消費量の減少と患者満足度の改善を伴うマルチモーダル鎮痛は、この患者集団をケアする麻酔科医の目標である。著者らの研究では、24 時間にわたって 4 回に分けてアセトアミノフェンを静注し、帝王切開で脊柱管麻酔を行った患者の疼痛スコアとオピオイド必要量が減少したかどうかを評価しようとした。

・脊椎麻酔下で、ブピバカイン 12mg、フェンタニル 10μg、防腐剤無添加モルヒネ 150μg の脊椎麻酔下で待機的帝王切開を行った 66 人の患者を無作為化して、術後 24 時間にアセトアミノフェンか、またはプラセボを 4 回 IV 連続投与した。モルヒネ等価物を使用したレスキュー鎮痛薬の必要量、疼痛スコア、患者満足度、副作用は、術後 24 時間と 48 時間に割り当てを知らされない研究者によって評価された。

アセトアミノフェンとプラセボ群のオピオイド必要量に差はなく、それぞれ24 時間で 44.32±±23 mg vs 47.59±±28 mg(p=.607)であった。 48.時間後でも、57.95±20 mg vs 56.59±22 mg で差はなかった(p=0.795)。術後疼痛スコア、患者満足度、有害事象は、両群で同様であった。

・本研究の結果は、CS 手術を受け、麻酔と鎮痛の一環としてクモ膜下モルヒネを投与された患者の術後疼痛を治療するために、アセトアミノフェン IV を複数回投与する追加の利点は示せなかった。

クモ膜下モルヒネを使用した脊椎麻酔後には、アセトアミノフェンは不要ということだな。

【出典】
The analgesic efficacy of IV acetaminophen for acute postoperative pain in C-section patients: a randomized, double-blind, placebo-controlled study.
J Matern Fetal Neonatal Med. 2020 Mar 10:1-8. doi: 10.1080/14767058.2020.1735337. [Epub ahead of print]

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 3

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント