■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2020/03/18

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【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (a_____________) (d___) : 抗ヒスタミン薬

(2) (e_____________) (u______________) (m_____) : 体外濾過[法]/体外限界濾過[法]

(3) (a________) (a____________) (d_______) : 屈曲環軸歯突起間距離

(4) (c_______) : チアノーゼ

(5) (s____) (a_____) : 洞停止


[解答]
(1)antihistaminic drug(2)extracorporeal ultrafiltration method
(3)adduction atlantodental distance(4)cyanosis
(5)sinus arrest


[出典] 麻酔科学用語集 第3版



【問題2】(麻酔) 高齢者について正しいのはどれか?

ア:高齢者でも肝予備能は十分であり薬物の代謝は若年者と変わらない。

イ:高齢者ではくも膜下腔の血流量が増加している。

ウ:加齢によりアルブミン産生は減少する。

エ:高齢者では安静時酸素消費量が減少する。

オ:高齢者では体脂肪率が上昇する。


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[解説] ア:×:加齢により肝実質、肝血流が減少し、肝機能(予備能)が低下するため薬物の代謝が低下する。
イ:×:高齢者ではくも膜下腔の血流量が減少しており、麻酔薬の吸収が遅くなる。
ウ:○:加齢により肝実質、肝血流が減少し、アルブミン産生は低下する。
エ:○:高齢者では骨格筋の減少により、最大酸素消費量と安静時酸素消費量が減少する。
オ:○:高齢者では体脂肪率の上昇と骨格筋量の減少(約10%)が認められる。



[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p434-438



【問題3】(心肺蘇生) 心肺蘇生時の薬物療法について誤っているのはどれか。

ア:カルシウムは気管内投与してよい。

イ:エピネフリンは主にそのα受容体刺激作用で、冠血流と脳血流ともに増やす。

ウ:気管内に投与する薬物は静脈内投与量の2〜2.5倍である。

エ:末梢循環が悪いときの炭酸水素ナトリウムは細胞内アルカローシスをきたす危険がある。

オ:カルシウム投与の適応の一つに低カリウム血症がある。


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[解説] 気管内投与可能な薬物は、エピネフリン、リドカイン、アトロピンなどで、静脈内投与量の2〜2.5倍を生食か蒸溜水10mlで希釈する。カルシウムはいけない。エピネフリンは一次的にはα受容体刺激作用によって心筋・脳血流を増加させる。β刺激作用は心筋仕事量を増加させ、心内膜下灌流を減少させるので議論の的になっている。特に、虚血心筋では炭酸水素Naから産生された二酸化炭素が自由に心筋や脳細胞内に拡散して入り、奇異性アシドーシスを招来し、機能を抑制することがある。カルシウム投与は高カリウム血症、低カルシウム血症(大量輸血後)、Ca拮抗薬中毒に適応がある。


[正解] (ア)、(エ)、(オ) [出典] 第32回麻酔指導医認定筆記試験:B4




【問題4】(肝・腎・消化管) 慢性肝不全患者の腹水を穿刺排液する場合、どれくらいの速度で除去するのが適当か?
1) 300〜500ml/日
3) 1000〜1500ml/日
5) 特に目安はない
2) 2000〜3000ml/日
4) 500〜1000ml/日


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[解説] 慢性肝不全患者の腹水難治例:低蛋白血症、腹膜炎(細菌性、癌性)の合併、腎障害の合併、消化管出血など.アルダクトン150mg/dayまで増量しても難治であれば、ラシックス10〜20mg/day(〜40mg)内服、効果不十分ならさらに5〜20mg静注(〜40mg)。利尿剤を増量しても難治で低蛋白血症がある場合、25%アルブミン50ml点滴静注、少量ドーパミンの持続点滴が効果をみることがある。以上で効果がなければ腹水の穿刺排液を行なう。1日1000〜1500mlの排液を3時間以上かけて行なう。急激な血圧低下に注意する。


[正解] 3 [出典] 内科レジデント実践マニュアルP176

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