フェイスマスク換気失敗の予測:困難気道のための新しいスコアリングシステム

マスク換気.png・著者らは、以前にフェイスマスク換気の失敗、声門上気道を介した換気の失敗、気管挿管困難との間に強い相関があることを示した。本研究の主な目的は、声門上気道を介した換気困難を予測する確立された方法が、フェイスマスク換気の失敗を予測するのにも役立つかどうかを評価することであった。

・これは単施設での後ろ向き観察研究であった。2011 年 5 月から 2016 年 3 月までの麻酔導入時に、フェイスマスクおよび声門上気道を介した換気が試みられた 28,081 人の麻酔患者を調査した。各患者について、声門上気道を介した換気困難の予測に役立つことが検証されたスコアを計算した。スコアの範囲は 0〜7 点であり、スコアが 0〜3 の場合は低リスク、スコアが 4〜7 の場合は高リスクと定義した。スコアの予測精度を測定および比較するために、ROC 曲線を生成し、曲線下面積(AUC)を比較した。

フェイスマスク換気失敗の発生率は、リスク予測スコアが低い患者よりもリスク予測スコアが高い患者で有意に高かった[0.38% vs 0.056%、オッズ比 6.8(95%CI 2.6-18.1、p=0.002)]、スコアの感度は 25%、特異度は 95%、陰性予測値は 99% であった。スコアの AUC は 0.71(95%CI 0.58-0.83)であった。

声門上気道を介した換気困難の予測スコアは、フェイスマスク換気の失敗を予測するのにも役立つ。

具体的なスコアリングシステムは、以下:
「男性(1 点)+年齢>?45 歳(1 点)+頸部可動制限(2 点)+甲状頤間距離<?5.5 cm (3 点)」で、0〜7 点の範囲。<関連記事>を参照。

【出典】
Prediction of failed facemask ventilation: new scoring system for difficult airway.
J Anesth. 2020 Mar 23. doi: 10.1007/s00540-020-02761-3. [Epub ahead of print]

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