■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2020/04/01

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【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (a_________) (p______) : 麻酔力価

(2) (c______) (k_____) : 死体腎

(3) (a_______) (a__) : 肺胞気

(4) (p____) (c__________) (b____) : 大腰筋筋溝ブロック

(5) (s_________) : 肺活量計/呼吸量計/スパイロメータ


[解答]
(1)anesthetic potency(2)cadaver kidney
(3)alveolar air(4)psoas compartment block
(5)spirometer


[出典] 麻酔科学用語集 第3版



【問題2】(弁膜症) 大動脈弁閉鎖不全症で正しいのはどれか。

ア:重症では冠灌流圧が低下する。

イ:心拍数は逆流量に影響を与える。

ウ:左室拡張終期容量が大きく、体血管抵抗の高いときには、血管拡張薬は有効である。

エ:硬膜外麻酔は、後負荷を減少させるため有効である。

オ:循環血液量不足(hypovolemia)のとき、ケタミンによる導入は危険である。


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[解説] 重症で逆流量が多いと、左室の容量負荷が増大+拡張期大動脈圧低下→冠灌流圧低下する。徐脈では、逆流時間が増え、逆流量が増大する。体血管抵抗が増大すると、逆流量増加→左室拡張終期容量増加+全身への前方駆出減少となるので、血管拡張薬により前方駆出が増加し左室負荷も軽減される。硬膜外麻酔は後負荷を軽減する点では望ましいが、末梢静脈拡張を補うだけの血管内容積を適度に増加してやる必要があり、徐脈傾向は逆流を増大させる。循環血液量不足、心タンポナーデに対する最も安全で、有効な薬物はケタミンである。管理方針:「RはRapidで、ResistanceをReduction」


[正解] (ア)、(イ)、(ウ) [出典] 第30回麻酔指導医認定筆記試験:B3



【問題3】(合併症) 悪性高熱症(MH)について誤っているのはどれか。

ア:予防的にダントロレンを使用する場合には、2.5mg/kgの静注が勧められる。

イ:揮発性吸入麻酔薬は全てMHのトリガーになると考えられている。

ウ:スキサメトニウムはCICR機構に関与しない。

エ:笑気はMHのトリガーになり得る。

オ:ケタミンはMHのトリガーとなり得る。


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[解説] 予防的にダントロレンを使用する場合には、2.5mg/kgを30分で静注する方法が勧められている。MHのトリガーになると考えられている薬物は、揮発性吸入麻酔薬の全てと脱分極性筋弛緩薬のスキサメトニウムである。前者は臨床使用濃度で筋小胞体のCICR機構を促進させる。スキサメトニウムはCICR機構に関与しないが、MHの発症に関与していると考えられる。笑気や静脈麻酔薬、鎮痛薬、局所麻酔薬は使用してよい。


[正解] (エ)、(オ) [出典] LiSA Vol2-No2-p60(19995)




【問題4】(心臓・血管) 肺血管床の何パーセントが閉塞すると血圧低下をきたすか?
1) 10%以上
3) 50%以上
5) 30%以上
2) 70%以上
4) 20%以上


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[解説] 肺血管床の50パーセントが閉塞すると血圧低下をきたすとされている。塞栓の程度により臨床症状の認められない症例から、右心不全、ショック、心停止に至るまで多彩である。


[正解] 3 [出典] クリティカル記憶術1p180

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