■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2020/04/13

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■ Top 100 Secrets ■
Neuropathic pain is usually less responsive to opioids than pain originating from nociceptor.

[Words & Phrases] ◆ neuropathic pain [nj`uэrэpe'iθik] : 神経障害性の痛み、神経因性疼痛
◆ responsive to : 〜に応答して
◆ nociceptor [no`usise'ptэr] : 侵害受容器


[出典]Anesthesia Secrets 3rd Edition




【問題1】(呼吸生理) 次のうち誤っているのはどれか。

ア:肺循環における壁内外圧差(transmural pressure)とは、血管内圧と胸腔内圧の差を示す。

イ:低酸素性肺血管収縮は換気血流不均衡を是正しない。

ウ:高二酸化炭素血症による脳圧上昇は交感神経刺激作用による。

エ:二酸化炭素ナルコーシスは水素イオンが脳機能を抑制するために起こる。

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[解説] 肺循環における壁内外圧差とは、血管内圧と胸腔内圧の差を示す。低酸素性肺血管収縮は、換気が不良な低酸素性肺胞から、より良く換気されている肺胞に血流をシフトさせて換気血流不均衡を是正する。二酸化炭素は、直接作用としては血管を拡張させ、間接的に交感神経系を介して末梢血管を収縮させる。PaCO2上昇による脳圧上昇は血管拡張による。脳のPaCO2が100mmHg程度になると意識障害が発生してくる。>200mmHgでほぼ完全な麻酔状態が得られる。CO2分子が酸として働き、放出した水素イオンが脳機能を障害する。


[正解] (イ)、(ウ) [出典] 第32回麻酔指導医認定筆記試験:A16



【問題2】(麻酔) 吸入麻酔薬について誤っているのはどれか。

ア:肺胞換気量が多いと導入が速やかである。

イ:機能的残気量が多いと導入が遅れる。

ウ:血液/ガス分配係数が少ないほど導入が速やかである。

エ:油/ガス溶解係数が大きいほど覚醒が遅れる。

オ:分時心拍出量が多いほど導入が速やかである。


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[解説] ア:○ 肺胞気が大きいほど多くの吸入麻酔薬を吸入するので、導入が速くなる。
イ:○ 機能的残気量が多いほど、肺胞内の吸入麻酔薬濃度が上がらないため、導入が遅くなる。
ウ:○ 血液/ガス分配係数が小さいほど、血液に溶けるガスが少なくてすむ。よって、吸入麻酔薬濃度、肺胞濃度、血中濃度が等しくなる(麻酔がかかる)のが速く、導入が速やかになる。
エ:○ 油/ガス溶解係数が大きいほど、脂肪組織に溶ける麻酔薬が増えて覚醒が遅くなる。
オ:× 心拍出量が多いほど、肺胞内に吸入された麻酔薬が血液に多く運ばれる。よって、肺胞内の麻酔薬濃度が上がりにくくなり、導入が遅くなる。



[正解] (オ) [出典] 医師国家試験 76B42





【問題3】(血管手術の麻酔) 重症患者の周術期に硬膜外麻酔を使用することでみられる可能性がある長所はどれか。
ア:死亡率低下
ウ:肺塞栓症減少
イ:血管グラフト開通率改善
エ:ICU滞在時間短縮

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[解説] 肺塞栓症の減少は、股関節手術患者で報告されている。血小板凝集の抑制が起こる。


[正解] (全て) [出典] 麻酔科クリニカル問題集

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