妊娠中の女性の覚醒リスクに対するプロポフォール導入麻酔とチオペンタール導入麻酔の脳波の比較

帝王切開分娩.png・帝王切開の全身麻酔導入時の脳波(EEG)スペクトル特性を使用した比較研究はほとんどない。この後ろ向き研究は、プロポフォールによる麻酔とチオペンタールによる麻酔中の脳波分析を通じて麻酔深度の差を調査した。

・著者らは、チオペンタール(5 mg/kg)またはプロポフォール(2 mg/kg)のいずれかを投与された帝王切開を受けた 42人の患者のデータを調査した。脳波データは、バイスペクトルインデックス(BIS)モニターから抽出され、10 秒のセグメントは、以下のセクションから選択された:1) ステージI、導入後の BIS 60 未満。 2) ステージ II、挿管完了後。 3) ステージ III、呼気終末セボフルラン>0-vol%。覚醒リスクは、BIS とエントロピー測定値によって表された。

ステージ III では、チオペンタール群(n=20)の方が、プロポフォール群(n=22)よりも有意に高い BIS 値を示した(それぞれ 67.9[18.66] vs 44.5[20.63]、p=0.002)。チオペンタール群では、ステージ II と III で、プロポフォール群と比較して、スローδ波が減少し、β波が増加した(p<0.05)。 BIS、スペクトルエントロピー、および Renyi 順列エントロピーは、ステージ II と III で、チオペンタール群の方が高かった(p<0.05)。

・結論として、前頭葉スペクトル EEG 分析は、妊婦では、プロポフォール導入の方が、チオペンタールよりも深い麻酔を維持することを示した。

妊婦の全身麻酔導入は、チオペンタールよりもプロポフォール導入の方が覚醒リスクが少ないようだ。

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