■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2020/04/15

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【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (p______) (s_________) : 一次飽和

(2) (a_________) (e_______) : 麻酔ガス曝露

(3) (v_____) (r_____) : 静脈還流

(4) (r_________) (a______) : 逆行[性]健忘

(5) (____________y) : 神経根症状/根性神経障害/根性ニューロパチー


[解答]
(1)primary saturation(2)anesthetic exposure
(3)venous return(4)retrograde amnesia
(5)radiculopathy


[出典] 麻酔科学用語集 第3版




【問題2】(心臓・血管) アナフィラキシー・ショックを惹起する直接抗原となり得るのはどれか?
1) モルヒネ
3) スキサメトニウム
5) チオペンタール
2) デキストラン
4) エステル型局所麻酔剤


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[解説] 選択肢のすべての薬剤がアナフィラキシー(様反応)を起こす。筋弛緩薬は3価、4価のアンモニア基をもっておりIgEの架橋を起こしやすい。スキサメトニウムによるものの報告が半分で、ツボクラリンやアトラクリウムは直接肥満細胞からヒスタミンを遊離する。オピオイドではモルヒネ、メペリジンが直接肥満細胞からヒスタミンを放出する。代用血漿のデキストランやヒドロキシエチルデンプンは大型分子であるので麻酔関連薬で唯一直接抗原となり得る。抗生物質はハプテンとして働きペニシリンの報告が一番多く、次がセファロスポリン系である。バンコマイシンは直接ヒスタミンを遊離する。


[正解] 2 [出典] 臨床麻酔のコツと落とし穴part2p144




【問題3】(外傷・出血・感染) 頭蓋開放創からの出血のうち、開頭手術の必要ないのはどれか?
1) 硬膜動静脈からの出血
3) 頭蓋骨板間静脈からの出血
5) 脳実質からの出血
2) 後頭動脈からの出血
4) 静脈洞からの出血


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[解説] 頭蓋開放創からの出血のうち、脳実質からの出血、静脈洞からの出血、頭蓋骨板間静脈からの出血、硬膜動静脈からの出血はいずれも開頭手術が必要であるが、浅側頭動脈や後頭動脈からの出血では開頭手術の必要はない。


[正解] 2 [出典] 救急医学増刊「外傷」P19




【問題4】(麻酔薬) 次のうちMACを上昇させる因子はどれか?
1) 低Ca血症
3) 急性アルコール中毒
5) 高Na血症
2) 妊娠
4) 低Na血症


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[解説] MACに影響する因子:①上昇させる因子:体温上昇、若年幼小児ほど、代謝率増加、慢性アルコール中毒、高Na血症、交感神経刺激薬(アンフェタミン、コカン、エフェドリン) ②下降させる因子:体温低下、加齢、妊娠、Ht≦10%、血圧≦40mmHg、代謝率低下、急性アルコール中毒、低Na血症、低Ca血症、交感神経遮断薬(メチルドーパ、レセルピン、クロニジン)、中枢神経抑制薬(オピオイド、ケタミン、バルビツレート、ベンゾジアゼピン)、PaO2≦40mmHg,PaCO2≧95mmHg、≦10mmHg ③影響しない因子:麻酔時間、日周期、甲状腺機能亢進及び低下など


[正解] 5 [出典] Q新麻酔科学改訂第5版p69

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