妊娠中の非産科手術および麻酔の母体と胎児の転帰に影響を与える要因:三次大学病院単施設データの後ろ向きレビュー

妊娠3.png・妊娠中の産科以外の手術に際しての麻酔は、一般に母体と胎児の転帰に悪影響を及ぼすことが知られている。非産科手術に関連する胎児と母体の有害転帰のリスクを評価した。

・この後ろ向き研究は、三次大学病院で非産科手術を受けた妊婦の臨床データを分析した。過去 16 年間の病院の行政データを使用して出産の入院をレビューした。結果の評価には、早陣痛、早産、中絶、死産の有無と新生児のデータが含まれた。統計分析は t 検定、χ二乗検定を使用して実行され、複数のロジスティック回帰がリスク分析に使用された。

・妊娠中の非産科手術の発生率は 0.96% であった。妊娠期間 20 週以上の妊娠では、妊娠期間が 20 週未満の場合と比較して、全ての有害事象のリスクが 4.5倍 に増加したが、イベントは早陣痛または早産であり、胎児死亡はなかった。全ての胎児死亡症例は、妊娠 20 週未満の患者で発生した。有害事象のリスクは、麻酔時間が 1 分増加するごとに 2% 増加した。有害事象のあった母体の新生児は、術後に有害事象のない母体の新生児よりも出生体重が低く、新生児集中治療室への入室率が高かった。

・医師は非産科手術後の妊娠の段階で起こり得るよく見られる有害事象を認識し、準備する必要があり、手術と麻酔の所要時間を短縮する努力が必要である。

妊娠後期になると、非産科手術・麻酔によって、早産の危険性が増加するが、死亡に至るケースは逆に少なくなるのか。

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