■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2020/05/11

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【問題1】(心臓・血管) 小児の上室性頻拍や心室頻拍に対してカルディオバージョン(R波同期)を行う場合の出力はどれくらいか?
1) 0.2〜0.5J/kg
3) 0.1〜0.2J/kg
5) 2.0〜4.0J/kg
2) 1.0〜2.0J/kg
4) 0.5〜1.0J/kg


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[解説] 小児の心室頻拍や上室性頻拍に対してカルディオバージョン(R波同期)を行う場合の出力は0.5〜1.0J/kgで行う。


[正解] 4 [出典] 救急医療実践ハンドブックP25



【問題2】(外傷・出血・感染) 破傷風の致死率はどれくらいか?
1) 40% 2) 20% 3) 60% 4) 80% 5) 5%

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[解説] 破傷風の予後は施設にもよるが、その致死率は未だに約20%と高いのが現状である。死亡の主因は呼吸不全と循環不全であり、人工呼吸を必要としない軽症例の予後は良好である。病歴との関連では、その予後は潜伏期との関連は少ないものの、onset time(初発症状から全身痙攣出現まで)が48時間以内のものでは明らかに死亡率が高く、重症例と考えるべきである。


[正解] 2 [出典] 救急認定医診療指診P473



【問題3】(外来麻酔) 術前からの常用薬について正しい記述はどれか。

ア:β遮断薬は、前日で中止する。

イ:レギュラーインスリンは当日は中止する。

ウ:ワーファリンは当日は中止する。

エ:抗痙攣薬は当日まで継続する。

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[解説] ワーファリンはプロトロンビン時間が正常に戻るように、手術前少なくとも3日前に中止する。糖尿病患者の手術は午前中に行う。レギュラーインスリンは、当日には投与せず、NPHインスリンは通常の半量投与する。β遮断薬は、手術当日まで服用させる。


[正解] (イ)、(エ) [出典] 麻酔科クリニカル問題集



【問題4】(心臓・血管) 虚血性心疾患について正しいのはどれか?

ア:ジピリダモール負荷タリウムシンチグラムは、運動負荷のできない患者に有用である。

イ:タリウムが遅れて再分布する領域は梗塞領域の可能性が高い。

ウ:普通の速さで2階以上階段を上って狭心症発作が出れば、CCS分類は III 度である。

エ:心筋の酸素供給は大動脈と心室の圧較差により決定される。

オ:経食道心エコーによる心筋虚血の検出能はスワンガンツ・カテーテルには及ばない。


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[解説] ア:○:ジピリダモール負荷タリウムシンチグラムは、運動負荷のできない患者に有用である。この検査は虚血性心疾患の可能性が高いが、跛行があって運動負荷ができない末梢血管疾患患者にしばしば行われる。
イ:×:タリウムシンチで血流の全く見られない領域は梗塞を起こした心筋を示している。血流が乏しくタリウムが遅れて再分布する領域は虚血の可能性が高い心筋領域を示している。
ウ:×:普通の速さで2階以上階段を上って狭心症発作が出れば、CCS分類は II 度である。
エ:×:心筋の酸素供給は酸素含量と冠血流量によって決定される。冠血流量は大動脈と心室の圧較差により決定される。
オ:×:経食道心エコーによる局所の壁運動異常の検出は、心筋虚血のもっとも感度の高いモニターである。



[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p237-242

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