声門上気道器具を使用した換気リークおよびシーリング圧に及ぼすロクロニウムの効果:無作為化臨床試験

i-Gel.png・筋弛緩薬投与後の声門上気道器具の換気リークとシーリング圧の推移は不明である。ロクロニウムを 0.15 と 0.30 mg/kg 静脈内投与した後、シーリング圧の上昇により換気リークが減少すると仮定した。

・40 人の患者を無作為に対照群またはロクロニウムの 2 群のいずれかに割り当てた。全身麻酔導入後、ロクロニウム投与前に i-gel を挿入した。換気リークとシーリング圧を直ちに測定した。その後、ロクロニウムを 0.15 mg/kg または 0.30 mg/kg 静脈内投与し、換気リークとシーリング圧を再測定した。対照群では、追加の薬物投与なしで、声門上気道器具の挿入直後と 5 分後に測定値が得られた。

・約 3% の換気リークの同様の減少は、3 群すべてで登録された。いずれの群でもシール圧に変化はなかった。ただし、多重ロジスティック回帰分析により、ロクロニウム投与後の TOF に対する最初の単収縮反応高の減少が、シーリング圧の低下の決定要因であることが示された(オッズ比:0.97、95% 信頼区間:0.95-0.99、P=0.04)。

・筋弛緩は潜在的にシーリング圧を低下させる可能性があるが、声門上気道器具による換気リークは筋弛緩とは無関係に減少することが示唆された

声門上気道器具、特に i-gel は、挿入後に体温によってゲル化して、シーリングが次第にタイトになりリークが少なくなるのではないのかな。

【出典】
The effect of rocuronium on ventilatory leak and sealing pressure using a supraglottic airway device: A randomized clinical trial.
Acta Anaesthesiol Scand. 2020 Apr 21. doi: 10.1111/aas.13608. [Epub ahead of print]

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